2017年1月13日

複雑化するコーヒー

メルボルンには、イタリア系の人口が多いせいか、カフェでもコーヒーは水蒸気などの圧力を使ったコーヒーマシンで入れるエスプレッソ式がほとんどです。

一般の家庭でも、そのタイプのコーヒーマシンが一般的で、ドリップ式やサイフォン式のコーヒーメーカーやプレス式のプランジャーも売られていますが、あまり人気はありません。

美味しいコーヒーを出すカフェがとても多いのは嬉しいことですが、いまだになれないのがコーヒーの呼び方。

「コーヒーお願いします」という注文はありえませんから!

種類が多くて複雑で、覚えきれなかったところへ来て、最近はイタリア語名で呼ぶコーヒーも増えてきて、さらに複雑化しているんですよ。

以前からあったコーヒー名としては、次のようなものがあります。

ロングブラック:エスプレッソを湯で薄めた普通のブラックコーヒー
ショートブラック:エスプレッソ
フラットホワイト:ロングブラックにミルクが入ったミルクコーヒー
ラテ(カフェラテ):エスプレッソにたっぷりのミルクが入ったもの
カプチーノ:上にココアパウダーがかかったミルクの泡がのったミルクコーヒー
カフェモカ:チョコレート味のカフェラテ
アメリカーノ:薄めたエスプレッソ、ドリップコーヒーではない
ヴィエナ:ホイップクリームが乗ったロングブラック
アイスコーヒー:コーヒー牛乳の上にアイスクリームやホイップクリームがのっている

これらのうちの「ロングブラック」「ショートブラック」「フラットホワイト」の名前とその違いがなかなか覚えられず、私は「ラテ(カフェラテ)」ばっかり注文するんです。

ところが、最近耳にするようになったのは、さらに覚えられない。

ピッコロラテ:小さいラテ、あるいはエスプレッソにミルクがのっている場合もある
マッキアート:エスプレッソにわずかのミルクが入れてある
ロングマッキアート:ロングブラックにわずかのミルクが混ぜてある
コルタード:エスプレッソとスチームしたミルクが1:1の割合
...

ドリップコーヒー愛好者のために、ドリップコーヒーを淹れるところもあるし。

注文の際にミルクの種類も選べますしね、コーヒー豆の種類を選ぶ場合もあったり、ディカフ(カフェインなし)という選択肢もあるしですね、メルボルンのカフェでコーヒーを注文するには事前の勉強が必要ですよ。あるいは、私のようにいつも決まったものを頼むのです。

日本の喫茶店でも、コーヒーは複雑化しているんでしょうか...。

メルボルンのカフェのコーヒーは美味しいですよ。ただし「自分で入れるコーヒーのほうが美味しいわ」と思う場合も多いのは、ビアレッティのモカ・エキスプレスのおかげ。ええ、本当にね、買ってよかったです。毎日愛用しています。

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