2017年1月12日

桃は毛の付いた皮ごと食べなさい

私も、オーストラリアに住んでもう20ウン年ですし、「郷に入っては郷に従え」じゃないけど、様々なオーストラリア式に適応してきたとは思います。大抵のことはすぐに慣れて、オーストラリア式にやれるものですからね。

完全セルフサービスのガソリンスタンドも、ドアの操作は自分でやって助手席に座るタクシーも、警察官だって刺青バリバリのタトゥー文化にも、いろんなことにすっかり慣れちゃったけれどもね、どうしても受け入れられないことはあるんですよ。

オーストラリア式皿洗い、あれはダメだ。絶対に身体に悪い。オーストラリア人こそが改めるべき!

ハンカチで鼻を噛むのもを勘弁して。汚いじゃないの。鼻水で濡れたハンカチを袖の中に押し込むなんて問題外よ。ティッシュを使ってください!

そしてね、です。

ああ…

桃を、あの毛の生えた皮ごと食べるのがね、やっぱりイヤなのよ。

言っておきますけど、オーストラリアの桃の皮は薄くて柔らかいとか、ネクタリン並みに毛が無いとか、そういうことはありませんから。

確かに、フルーツサラダに入れたり、タルトに焼いたりする時にはですね、皮付きのままの方が見た目に綺麗かもしれません。でも、桃の皮はやっぱり硬いし、あのモゾッとした食感が、とろりとした桃の果肉の食感を台無しにすると思うんです、私は。

今が夏のメルボルンでは、桃が食べ頃です。

買ってきた桃の皮をむいていると、うちの娘にも言われます「何やってるの!」って。「もったいない」「皮も食べれるのに」って。

ううん...、そりゃ食べれるのは知ってます。

自分の家じゃなかったら、私も皮付きのまま食べますよ。薄くスライスされたり小さく切ってフルーツサラダやデザートに供された場合、皮をいちいち取り除いたり吐き出すわけにはいきません。毛の付いた桃の皮をガシガシ噛んでいると酸味が出てきて、その酸味はなかなか味わいのあるものですし。でもやっぱり、硬くてモゾモゾした皮はありがたくない。

桃はね、やっぱり皮をむいで頂きたいのです。

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