自分では気づいていないです。もうずっと私はこうして独り言を言って暮らしてきましたから。どうして独り言を言うようになったのか分かりませんけど、しょっちゅう一人で喋っているのです。
洗濯を干しながら、料理をしながら、仕事をしながら、スーパーで買い物をしながら。
このスーパーなど他人のいる場所で一人で喋るというのが、うちの子供達に言わせると「アブナイ」らしい。
「お母さん、誰に向かって喋ってるの?」
「別に... 誰でもないよ、ただ喋ってるだけ」
「声に出さないほうがいいんじゃない?」
一緒に買物をしていても、娘は一人で喋っているお母さんが気になるらしい。独り言を言う人を「アブナイ」と感じるのは、偏見があるんですよ。精神的な病気の症状に独り言というのがありますからね。
たしかに独り言が深刻な病気のサインであることもありますけど、一人で喋るという行為にはポジティブな面もあるのです!
例えば、私は翻訳をやっているのですが、校正の段階では声に出して読みます。こうすると、間違いを見つけやすいし、もっと分かりやすい文章に直すのにたいへん役立つのです。声を出すことが脳機能を活性化し学習に役立つことは科学的に解明されているのです。
ただし、家族は「うるさいなぁ~」と感じるはずですから、私は「これから校正するから声を出すぞ」と、家族に予め警告するようにしていますけど。
不安を感じている場合に、声に出すことで精神的に落ち着こうとすることもありますね。自分を安心させるために喋っているわけです。ストレス軽減に独り言が有効だということもよく知られた話です。負の感情だけでなく、喜びで興奮した脳を落ち着かせるのにも有効です。
また、考え事をしている時に、頭の中だけでは整理しきれない場合に独り言を言うこともありますね。特に数字が絡むと、私は声に出さずにはいられません。
テレビを見ている時やスポーツの観戦中の独り言は、ストレス発散なんですよ。精神的な緊張を和らげようとしているのです。また、感受性が高い人は物事に集中しやすいために、つい声を出してしまうんですって。
というわけで、娘や息子に「アブナイ」と思われても、しゃべりたい時には喋るんです!
最近は、スーパーなどのお店の中でもイヤフォン(電話)で誰かとしゃべりながら買い物をしている人も多いしね。歳を取って他人の目が気にならなくなったというのもあるかもしれませんが。
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