VTAC(ビクトリア州大学入学センター)から生徒たちに進学先のオファーが届く「運命の日」が、いよいよ明日18日に迫りました。
大学への進学を希望する生徒の、大学入試とか選抜方法というのはオーストラリアと日本ではたいへん異なります。
VCE(Victorian Certificate of Educationの略)というヴィクトリア州の高校卒業証明書は、各学校が発行するものではなく州の教育省が発行します。この高校卒業資格取得のために、生徒たちはハイスクルール最後の2年間(11年生と12年生)で高校卒業後の希望進路に沿った科目を選択して勉強し、幾つもの試験を受けます。
そして、最後に(10月から11月にかけて)州内の高校生全員が高校卒業をかけて同じ日同じ時間に同じ試験を受けるのですが、この一連の試験は大学進学のための選別試験もかねているのです。
各教科の試験結果は、VCAA(ビクトリア州カリキュラムおよび評価機関)により相対評価の得点として出され、この得点がVTAC(ビクトリア州大学入学センター)に評価されて、生徒には ATAR(オーストラリアの大学入学ランク)という得点が与えられます。
詳しいことは、一昨年のこの記事や昨年のこの記事をお読みいただくとして、実は最後の試験が始まる前に、生徒は進学希望の大学&学部(というかコース)をVTAC(ビクトリア州大学入学センター)提出しているんです。
娘の話では、最高で第8希望まで提出できたそうです。
そして、先程の VCE 試験の結果からVTAC(ビクトリア州大学入学センター)によって出された ATAR の得点を元にして、生徒たちには「あなたはXX大学のXX学部に進学することができます」というオファーが届くんですね。
それが、いよいよ明日なんです。
うちの娘はメルボルン大学で、心理学を勉強したいわけですが、彼女が学びたい分野は理学部の分野になるのだそうです。過去に進学した人達のATAR の得点から判断すると、93点以上は必要だということだったのですが、娘は97.10点を取りましたので(最高得点は99.95点)希望通りメルボルン大学のその学部に進学できるだろうとは思うのです。
しかし、やはり心配しています。
彼女にはダメだった時のバックアップ・プランがないんですって。
ダメな理由がない!絶対に大丈夫なはず!
お母さんがそう言ってやっても、やっぱり心配らしい。どう考えてもダメなはずがないのに、つい「もしもダメだったら...」と考えては不安になっているようです。
今日は気温38度の猛暑ですし、バスや電車の練習はやめて、冷房の効いた居間でのんびり過ごしましょう。
絶対に、第一希望通りのオファーは来ると思いますよ。97点も取っていたら法学部だって医学部だって入れます。
問題は、どうやって通学するかなんです。「どうかお母さんが毎日送り迎えとかだけはやめてください。バスや電車で一人で行けるようになってください」と、母は黙って祈り続けております!
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