2016年11月8日

失敗したバースデー

息子のカイは、本日めでたくティーンエイジャーではなくなりました。20歳になったのです。

すごいなあ、早朝から夜まで一日中苦しみ続けたあの出産の日からもう20年も経ったのか。

オーストラリアでは家族・親戚・友人達を呼んで盛大にお祝いするのは、どういうわけだか21歳のお誕生日だそうですので、それは来年。

今日は普通に家族でお祝いをいたしました。

バースデーケーキは、これまでリクエストを聞いて作ってきましたけど、毎年毎年何年も同じブラックフォレストケーキのリクエストで、今年はちょっと違うケーキを作りたかったんです。

でも一応息子が大好きなチョコレートケーキにしようと、日本人にはおなじみ「ガトーショコラ」を作りました。度々作っているこの私流あまり甘くないソフトチョコレートケーキのレシピをウェブサイトに載せるために、写真も撮っておきたかったし。

順調にフワフワの生地が出来上がり、オーブンに入れて後は膨らむのを待つだけ。

じゃあその間にウェブサイト用の記事(英語)を書いておこうと思ったのが間違いの元だったの...。

レシピ記事をほぼ書き終えた時、ふと新聞サイトを見たら「日本陸上界希望の星サニブラウン選手がアメリカ留学か!」との記事があって、そう言えばサニブラウンという変わった名前の選手が注目を浴びていたのにリオ五輪では見なかったなあと思いまして、グーグルしているうちに色々記事を読んだり、家族写真を見ては「うわっ、お母さん若い!」と驚いたり、動画を見て「う〜ん、サニブラウン選手、走り方がちょっと横ブレし過ぎじゃないのか」などと思ったり。

…で、

はっと気づいた時には、「ガトーショコラ」はオーブンの中で干からびて(低温で焼いていたから焦げてはいなかったけど)、触った感じからすると乾燥し過ぎてパサパサというか...。

新たにケーキを焼く元気もないし時間もないし。

ですからね、カイの20歳のお誕生日のバースデーケーキは、焼き過ぎてしっとり感ゼロのパサパサ「ガトーショコラ」ということになってしまったのです。やっぱり少し焦げていて苦味が抜群でした。お母さんはがっくりです...。


クリームをたっぷりかけてお召し上がりください。苦味はどうにもならないんだけど。


20歳のお誕生日おめでとうございました。

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