2016年10月11日

中国系移民の迫力すごい

20年以上も前のこと、メルボルンに住み始めた頃、リッチモンド(Richmond)とかボックスヒル(Box Hill)といったアジア系の人が多く住む街に行き、珍しい食べ物や彼らのカルチャーを楽しんだものです。

その後、ボックス匕ル周辺の街、特に北側のエリアに中国系の人が増えてきました。特にドンカスター(Doncaster)という街の周辺は、風水的に良い土地であるらしいという話で、年々凄まじい勢いで中国系人口が増えましたが、その頃でも私が住んでいたリングウッド(Ringwood)ではめったにアジア系の人を見ることはなかったんですよ。

しかし、現在はどうなっているかというと、家が売りに出されるとまず買うのは中国系の家族(あるいは住宅開発業者)。同時進行で、地元の小売店やテイクアウェイの店などが次々に中国系に買われて行き、ピザ屋もフィッシュ&チップス屋も新聞屋もレンタルビデオ屋も何もかも中国系経営となっていきました。

ここ数年でどんどん中国系人口は増え続け、アジア食品店が次々にオープンしたのは嬉しかったですけど、近頃はショッピングセンターなども中国系の人だらけで圧倒されるのです。

ショッピングセンター内のお店の多くで中国系の人が働いていて、買い物客とお店の人は中国語で会話しています。見た目が中国人であるらしい私は、至る所で当然のように中国語で話しかけられるので困るんですよ。お店の人にも買い物客にも。

そして実感するのは、彼らの自信に満ち溢れた堂々たる態度!

彼らの多くは英語が上手に話せません。年配の中国系移民は、まず全く英語は通じません。でもね、英語がうまく話せなくても全然通じなくても、彼らは自信に溢れた様子で例外なくものすごい大声で話している。

ありとあらゆる分野で、中国系の人達が会社を作り店を出し中国語でのサービスを充実し続けているせいか、彼らは生活に困ることは全くなさそうです。全て中国語で生活できるんですからねえ。

ちなみに、メルボルンの家庭で話される言語のうち、英語以外で最も多いのは中国語なんですよ。そうだろうなあ。

彼らの商売(金儲け)にかける活力というかメンタルの力は、本当にすごいね。悔しいような羨ましいような...。

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