2016年10月16日

太鼓腹と人生これから

毎月第3土曜日に開かれている地元のコミュニティーマーケット。この運営をやっているうちの夫は、勤めているツールショップでも必ず第3土曜日はお休みにしてもらっています。

連続7日勤務でお疲れの夫でしたが、昨日は5時過ぎには出掛けて行きました。マーケットの朝は早いんですね。準備することがたくさんあるようです。でもね、やりたくてやっているわけです。早起きしてゴルフに出かけるのと同じレジャー活動ですから、どうぞお好きにやってください。

昨日は良い天気で気温も25度を上回り、暑いくらいのマーケット日和でした。

午後帰宅した夫の顔は、日に焼けて真っ赤になっていましたが、私の目が釘付けになったのはその真っ赤な顔ではなく、お腹。

暑かったのでしょう、シャツのボタンを外して前を開けているせいで丸見えのそのお腹は、何と表現したら良いのか...。

ビガスト・ルーザー(Biggest Loser)という減量リアリティーTV番組への出演をオススメしたくなる程の巨大な太鼓腹がズボンのベルトに押し上げられてやや垂れ下がっているという感じ。

(いつの間にそこまでになっていたの!)

私は言葉を失いました、です。

菜食主義化し乳製品を食べなくなった娘の影響で、晩ご飯は比較的低カロリーの野菜中心の食事にしているはずなのに、カロリーの取り過ぎはどこから来ているのか。

大好きなチーズが食べられないので、しょっちゅう自分でチーズを色々買ってきてNetflixを見ながら食べているけど(カウチポテトならぬカウチチーズ)、まずそれは良くないわよね。

それと、ツールショップのオーナーが料理好きだとかで、超高カロリーのケーキやブラウニーを焼いては店に持ってきて、スタッフが自由に食べられるようにしているというのもよくないわよね。

仕事に出ていない時間は殆どTVの前に座っているか寝ているんだから、運動が足りていないわけよね。

マーケットから帰宅後、シャワーを浴びて夜まで寝ていた夫が居間に降りてきたので、私は言いました。

「今日は晩ご飯はないよ。食べなくてもよろしい。どうしても食べたかったら果物でも食べて」「そのお腹は心配なレベルですよ。最近血液検査をしていないでしょ?調べたほうがいいわよ。糖尿病とかになったらまた薬が増えるし、大変よ」「あなたの家系は心臓病の人が多いんだから、ハートアタックとか本気で心配よ」

夫はうなだれて、ヨーグルトとグラノーラを食べていましたが、ポツリと言ったの。

「ボクもうすぐ50よ。もう十分生きましたから...」

何を言うか!

やっと子供たちが大人になって私達は親としての重責を終え、お互いの病気も(うつとか双極性障害とか)安定してきて、これから二人で一緒に楽しいこともできると期待しているのに!

しかし「もう死んでもいい」という考えの人は、長生きのために食べ物に気を使ったり運動をしたりしようという気持ちはないし、食べたいものが晩ご飯に出てこないと自分で買って食べるしね。

「人生50でもう十分」じゃあなくて「人生は50から」と前向きに考えるには、やはり何かやりたいとかやり遂げたいと思うことがないとね。確かに夫の毎日は、生活費を稼ぐために働くだけの日々なのかもしれない。コミュニティー奉仕活動がせめてもの楽しみということか。

何のために生きるのか、生きるために生きているのか...。

この記事を書きながら、結局自分自身の生き方を考えることになってしまいました。

私はやりたいことがあるのよ。私は旅行がしたいの!ヨーロッパに行きたいの!夫と一緒に!

だから夫よ、「もう十分生きました」なんて言わないでください。

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