2015年12月25日

猛暑のクリスマスとロースト料理

昨晩、2階の寝室は熱帯夜でした。夜中に少し涼しくなって、やっと眠れました。

さて、今日はクリスマス。我が家には、クリスマス飾りもツリーも何にもなくて、プレゼントの交換もなく、全く普段と変わらない夏の朝。気温は35度と暑くなる予報です。35度程度では猛暑とは言いませんけどね、やはり暑くて眠れなかった日の朝は疲れ度合いはひどいです。

これから義母の家にクリスマスランチを食べに行きます。集まるのは義母と彼女のパートナー、義弟家族と私達だけで、しょっちゅう会っているメンバーです。集まって、料理をして、いつもの様に話して、食べて飲んでというだけのことです。

問題は、この暑さの中、義母が予定通りロースト料理をするのかということ。家の中が暑くならないように、家の外で肉をローストをすると言っていましたけど、今日はブッシュファイヤ(森林火災)の危険日で、屋外での火の使用が禁止です。

やはりキッチンのオーブンで肉を焼くのか?(その場合、家の中が暑くなります。)
予定通り、ウッドデッキで(屋外)で食事をするのか?(暑いぞ!)
それとも、扇風機のあるダイニングで食事をするのか?

ああ、そろそろ出かける時間です。

行ってきます。


今日は、過去20年間で最も暑いクリスマスだったそうです。

義母の家までのドライブ中、夫と私は近年のオーストラリア人の度が過ぎた食品消費について、特にクリスマス時期における馬鹿げた無駄遣いと無駄食いについて大いに批判し、夫は虫の居所が悪かったのか明らかに苛立ち怒っておりました。

そして、「屋外の火の使用禁止」のサインを何度か見る度に、義母が予定通りロースト料理をするのなら、家の中が暑くなるのを覚悟の上でキッチンのオーブンを使うしかないだろうと話したのですが、彼女の家に着いた時、目に入ったのは…

ウェバー(ケトル型BBQ)から立ち上がる大きな炎!

結局、夫が義母を説得して七面鳥のローストを諦めさせました。夫は、我々が持参した重さ10キロのハムだけで十分と言いましたが、豚のローストだけは諦めず、結局外のガスBBQ(本当は使っちゃダメなのに…)で焼きました。

七面鳥のローストができないと大いに落胆を隠せない義母。しかし、次々に出てくる食べ物(サーモンとか海老とかチーズとかディップとか)のせいでランチの頃には皆んな満腹!

そして、法律を犯して焼いた豚のローストと例のハムと大皿に山盛りのイワシをスペイン風に焼いたものとローストポテトと2種類のサラダと…それからそれから…。ああ、はっきり言ってお腹に入らないって!

せっかくのご馳走が食べれないほど満腹なのに、今度は毎年恒例のクリスマスプディングのデザートをすすめる義母。誰も食べません、食べれません…。

外は暑すぎるので扇風機全開の家の中で食べたのは良かったのですけどね、私はすぐに寝不足と暑さとワインのせいか、頭痛に見舞われてダウン。

そして、山のように積まれた汚れた食器類。高価なウェッジウッドの食器は食洗機に入れられませんから手洗いするしか無いんですが、誰も洗いたくないの…。割ったら一大事ですし。義母が洗うのです、一人で。

夕方家に帰ってから夫が電話をしたら、義母は疲れ果てており、クリスマスランチのホストは大変過ぎると不満を言ったそうです。どうぞ、来年からは私にクリスマスランチのホストをさせてください。

昨年は私が料理をしたんですよ。テーマはスペイン料理で好評でした。暑いクリスマスにロースト料理をする必要はないんです。英国からの移民が多いので、クリスマスを英国の伝統に従って祝いたい気持ちはわかりますけどね。英国のクリスマスは寒い冬でしょ?暑いオーストラリアで同じことをするには無理があるって!

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1 件のコメント:

  1. ウォンバット2015年12月27日 20:00

    私が散歩コースの森の中のゴミを気にして拾いながら歩いているのと、ヒロコさんがトータルファイヤーバンなのになーと思っているのが似ている状況ですよね。一番その環境に慣れ親しんでいるはずの生粋オーストラリア人たちが結局それを守れないでいるっていうのはなんていうか、私は不思議でたまりません。自分たちのクリスマスを楽しむために、周りの家が燃える可能性があるっていうのを考えないんでしょうし、また自分が捨てたゴミが結局自分たちの環境を壊しているっておもわない輩が居るわけですから。

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