2015年12月9日

10年間風呂に入らず

誰のことって、私のことですよ!

最後にお風呂に入ったのは、日本からオーストラリアに戻って来る前の2006年3月の終わりだと思います。それ以来、一度もお風呂に入っていません。シャワーだけです。

シャワーって立ったままでおこないますからね、疲れている時など「ああこれがお風呂だったらなあ」と思います。シャワーは基本的に汗と汚れを落とすのが目的。オーストラリアに来てから節水意識が染み付いているせいか、シャワーは手短に終わらせないとやましい気分になりますしね。とにかくシャワーは「洗う」だけ。

お風呂というのは、汗と汚れを落とすのは目的の一つであって、それ以外に温熱効果で血行を良くし新陳代謝を高め、水圧と浮力効果で筋肉をほぐし心肺機能を高め、身体と心の両方をリラックスかつリフレッシュさせ、…と書ききれないほどの効能があるじゃないですか。

我が家にも浴槽はあるんですよ。寝っ転がれば身体全体がお湯に浸かります。身長が低い人は、寝っ転がるのに注意が必要ですけど。ツルッと滑って溺れかけるということがありますので。しかも、浴槽のすぐ横に便器があるのがどうもねえ寛ぎ感を阻害するというか。

実は、5〜6年ほど前だったか、小さなプール付きの家に住んでいたことがありまして、そのプールの端っこはスパになっていました。ようするに噴流式泡風呂です。基本的にはプールと水を共有する作りでしたがスパの部分に温水を出す装置もついており、何度かスパでお風呂気分を味わったことはあるんです。しかしですね、スパは水着を着用して入るものですので、肌が直に温水に触れるのと水着を通して触れるのとでは雲泥の差があります。塩素の臭いもするしね。

メルボルンには確か「お風呂屋」という銭湯のような場所があると聞いたことがありますけど、素っ裸で赤の他人と風呂にはいるというのは基本的にリラックスの度合いが違うであろうと思います。

以前ヒールズビルに住んでいた頃、子供が生まれて家族が増える度に、夫が家をリフォーム・増築したんですが、その時ついでに日本式のお風呂も作りました。家族4人で一緒に入っても広々とした完全日本式の風呂でした。

当時、日本式の深い浴槽を販売している会社がメルボルンにありましたのでそちらで浴槽を購入しまして、夫がDIYで作ったのです。お風呂用の椅子や湯桶も日本から取り寄せて、子供のお風呂用おもちゃも常備しまして、ああ良かったなあ…。

ちなみに今Googleしてみましたらね、今でもその会社The Japanese Bath Companyは続いているようです。


今住んでいるこの家が自分たち所有の家なら、迷いなくお風呂をリフォームするでしょうけど、いずれ所有者である義妹が家を売ると決めた時には、また引っ越しですからね。

The Japanese Bath Companyのウェブサイトを見ていたら、無性にお風呂に入りたくなってきました。

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