本日12月14日月曜日の午前7時、2015年度のVCEの結果が発表されました。郵便で結果が届くのを待ちきれない人達は、携帯電話のSMSで結果が知らされるように登録をしておけば発表日に結果が届きます。このサービスは有料です。SMSなど利用せずとも、VCAAウェブサイトにログインすれば、自分の結果は簡単に分かります。
娘のサチは、今年は11年生だったのですが12年生の科目を2科目勉強していたので、その結果を今朝VCAAサイトで調べました。「A+」が並んでいたので良かったのではないかと思いますが、問題はその結果を相対評価して与えられる得点で、さらに重要になるのは来年度に必要な科目の結果が出揃った後のATARの得点数です。
VCEとかATARって一体何?と思われる皆さんのために、ちょっと説明します。
ヴィクトリア州では、高校を卒業したという証明書は各学校が発行するものではなく、州教育省が発行するVCE(ビクトリア州教育証明書)というものになります。これの取得のために生徒たちはハイスクルール最後の2年間(11年生と12年生)で各自の高校卒業後の希望進路に沿った科目を勉強し、幾つもの試験を受けます。必修科目と必須ユニット数も決められています。授業への必要出席日数も決められています。
卒業証明書にはVCEの他にVCAL(ビクトリア州実用学習証明書)というのもありまして、こちらは大学進学よりも就職に向けてより実践的な技術を学びトレーニングを積むためのコースを選択した場合の証明書です。
大学進学のためには、VCEが必要です。
結果は幾つものアセスメントと試験の総合結果ですから、2年間気を抜くことなく勉強しなければなりません。これらの結果がVCAA(ビクトリア州カリキュラムおよび評価機関)により相対評価の得点として出されます。この得点がVTAC(ビクトリア州大学入学センター)に評価されて、生徒にはATAR(オーストラリアの大学入学ランク)という得点が与えられます。このATARの点数が大事なんですよ。各大学のコースによって入学に必要なATARの点数が決まっているからです。
生徒は、進学希望の大学、希望のコースがあるわけですが、このATARの得点数で入れる大学のコースを選び入学の手続きをとるという手順になるのです。ですから点数が足りないと希望の大学へ入れないから別の大学を選ぶしかないということになります。
ATARの点数は最高が99.95です。今年は35人が99.95点を取ったと新聞に書いてありました。全てのアセスメントと試験でほぼ満点を取ったんでしょうね。すごいですねえ…。
ちなみに昨年度の平均は68.95点だったそうです。娘のサチは、メルボルン大学で心理学を勉強したいのですが、メルボルン大学に入学するには93点以上は取らないといけないんですって。93点って、これもすごい点数よ…。
あと1年、頑張ってくだいさい。
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