暦の上ではと前置きしなくてはならないのはメルボルンの常。真夏であるはずの1月2月に暖房が必要になったりしますからね。
さて、夏は私が最も嫌悪する季節ですが、単純に暑いのも嫌だけど、何が嫌ってね、虫ですよ。
特に三悪は、ハエ、蚊、アリ。こいつらは一年中いますけど、特に元気になるのはやはり夏。
今朝、洗濯物を干しに外に出ましたら(くつを履いて洗濯物かごを抱えて家を出て行かなくてはなりません)、いきなり攻撃を仕掛けてきたのはちょっと小ぶりの黒いハエ。ドアを出るなり、私の頭や鼻や口をめがけて特攻して来るというのは、どう考えてもドアの付近で待ち構えていたとしか思えないんです。
オーストラリアはハエ大国。以前にも何度かハエについて書きましたので、詳しいことはそちら記事「ハエ、ハエ、ハエ」あるいは「馬鹿ハエ」をお読みいただくとして、オーストラリアでBBQや焼き肉などを屋外で楽しみたい向きには、どうぞこのハエ事情というものをよくご理解の上でお楽しみ下さるようお願い致します。
さて、蚊ですけど、真冬であっても寝室において蚊取りマットを使用しないと夜中に顔をボコボコにされて目が覚めるという事情を聞けば、オーストラリアの蚊事情もご理解頂けるかと存じます。
つまり、一年中繁殖し続けているのですよね。我が家では、ハエをはじめとする虫類が家に侵入するのを防ぐため、また花粉の侵入が怖いために、窓やドアを開け放しておくことはありません。寝室の網戸付き窓など開けることも稀だというのに、あの蚊たちは一体何処から侵入してくるのか…。
とにかく、人呼んでモズィーマグネット(磁石のように蚊を引き寄せるという意味)の私は、一年中蚊よけ対策が必要なのです。
さて、最後は恐ろしいアリの話。こちらでジャンピングジャック(Jumping Jack)と呼ばれる中型の茶色っぽいアリとブルアント(Bull Ant)と呼ばれる超大型の黒っぽいアリの2種類が双璧でしょうね。
ジャンピングジャック |
ブルアント |
どちらも毒アリです。どちらも超がつくほど好戦的で獰猛です。集団で襲いかかってくることもあります。私、両方とも噛まれたことがあるんです。
ジャンピングジャックに噛まれた時は、気がつかないうちに巣穴を踏んでしまったようです。攻撃された(と思ったのか)ジャンピングジャックたちは反撃を開始。私の靴をよじ登りソックスの上から私の足を噛んだと思われます。チクッとした強烈な痛み!見るとうじゃうじゃアリがたかっているじゃないですか私の足に!
思わず振り払おうとした私の手も噛んだジャンピングジャック軍団!
激痛です。
噛まれた所はキンキンに腫れあがります。そして跡がなかなか治りません。人によってはアナフィラキシーショックで死ぬ場合もあるので油断はできません。
ジャンピングジャックに噛まれたのは2回。以降、ジャンピングジャックを見かけると噛まれないように気をつけています。あいつらは跳びますからね、近寄らないことです。
さて、ブルアントに噛まれたのは、義母の家にあるトランポリンで幼かった息子のカイを遊ばせていた時でした。夏でしたからね、サンダルを履いていてむき出しだった足をやられました。
激痛です。
かつて見たこともないほどの巨大アリでした!体長3〜4センチはあったと思います。ただし、そいつは単独行動中だったし、私は幼い息子を遊ばせており母親として子を護らねばという本能がそうさせたのか、思わずその巨大アリを踏み潰してしまいました!
子供がいなかったら、キャー!と叫んで逃げていたでしょうけど。
ところで、これら三悪のハエ、蚊、アリに加えて、ワスプ(Wasp)と呼ばれる黄色と黒の縞模様も目に鮮やかな小型のスズメバチも獰猛です。
オーストラリアのアウトドアライフでは、ヘビ以外に虫にも注意が必要です。もしも刺されたり噛まれた時の対策を怠らないようにしましょう。
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