活動的な人ではないので、自分には一日が長過ぎたと言っていましたが、確かにねえ、朝7時に家を出て帰って来たのは夜の9時でしたから。
朝は友人の家まで息子が車で送って行ったんですが、帰りは迎えに来てくれと頼みにくかったのか電車で帰って来たんですよ。駅からは歩いて帰ったので時間もかかり、帰宅があんなに遅くなったんです。
日曜日がお休みの友人達はいいですけど、うちの夫は仕事でしたから疲れたんだろうと私は思っていたんです。そうしたら、咳をしたりくしゃみをするとまだ痛いと言うんですよ。右側の肋骨のあたりが。
はあ?
「釣りをすると肋骨が痛くなるの?」
「違うよ!打ったところだよ!」
「打った?ガソリンスタンドで転んだ時に?」
「そうだよ!」
釣りに行く途中で寄ったガソリンスタンドで出っ張りが見えずに転んだとは聞いていましたが、転んでコンクリートの地面に胸から落ちたんだそうです。
遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」で目が見えなくなって来ている夫は、見えていなかったものにつまずいて転倒するという事故が最近増えて来ているんですが、
胸から落ちたとは…
コンクリートに胸を打ち付けた時に、3桁もある夫の体重が一か所に集中したわけですよね。肋骨にヒビでも入っているんじゃあないでしょうか。
仕事で重い物を持ち上げると痛いと言っていますが、あまり重い物は持ち上げるなと言っておきました。
幼い子供は良く転びますけど、大人になるとね、つまずいたりすることはあっても怪我をするほど転ぶことは滅多にありませんよね。
私自身、大人になってから転んだことなんてキッチンで転んで顔面を強打した時くらいしか思い出せません。歩いていて転んだことなんて無いです。転びそうになったことはありますけど。
大きな身体のおじさんが、人前で転ぶのは恥ずかしいだろうし、何よりも怖いですよねえ。全く予期していない状況で、突然バーンって地面に転ぶなんて。
骨折するとか頭を打つということも考えられるので、気をつけないといけませんよ。これからさらに目は見えなくなって行くんだし、周囲にいる人も注意してあげないといけません。
夫の目が見えなくなって来ていることを知っている人達も、どのくらい見えていないのかは分からないでしょう。見えなくなっているとは思えないくらい普通に暮らしているし仕事もしていますから。
でも、ずっと一緒にいる私には「見えていないな」と分かることが増えて来ています。
何がどこにあるかを知っている自分の家や勤めているお店は大丈夫なはずなんですけど、思いがけず家具や物の場所が変わっていると危ないんですよ。
そう言えば、最近冷蔵庫に物があり過ぎて欲しい物を見つけにくくなっているようなので、減らさなくちゃあいけません。置き場所は決めているんですけどね、物がたくさんあると見つけるのに苦労するようです。
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