目が回っていた頃はいつも大変だったし、病気で寝込んだ後なんて身体が弱って体力がないですからね、ハアハア言いながらやりましたよ。大息を上げながら会計をしていたら「大丈夫ですか?」と声をかけられたこともあります。
そういう経験がある私にとって驚くべき光景を見ました。
昨日のことです。
私は、新型コロナをきっかけにスーパーの会計はセルフチェックアウトを利用するようになりました。商品をスキャンしていたら、隣りの精算機に高齢の女性がやって来ました。
特に身体が不自由とはお見受けしませんでしたが、機械の所にやって来るとお店のスタッフの女の子が商品をスキャンし始めたのです。
スキャンだけではありませんよ。スキャンし終えた商品を買い物バッグに詰めるのもその女の子がしていました。
そして全部スキャンし終えると、女性からカードを受け取り支払いまでしたんです。
私はすでに精算を終えていましたが、スタッフの女の子に質問しようと思って端っこに寄ってそれを見ていました。お店のユニフォームを着ていたけど、もしかしたらこの女の子と高齢女性は家族かもしれないと思って見ていましたが、そうではありませんでした。
女性はショッピングカートを押して出て行きました。
「あの… 今あなたがされたようなサービスは、どうやっったらしていただけるんですか?申し込みフォームみたいなのがあるんですか?」
「そんなものはありませんよ。Just ask!(ただスタッフに手伝いを頼んで下さい)」
「頼めば手伝ってくださるの?それは Brilliant! (素晴らしい)」
私は感心しました。
セルフレジのところにいるスタッフは結構忙しいんですよ。エラーが出て困るお客は多いですからね。昨日は私も2回エラーが出ましたけど、スタッフの女の子はそれに対応しながら、高齢女性の買い物の精算をしたんです。
若い健康な皆さんには分からないでしょうが、私はスーパーの買い物が大仕事に感じる時があるんですよ。
ショッピングカートにしがみつくようにしながら押して歩くのはそれほど大変ではありません。むしろ歩行補助機のような感じで助かります。カートに買いたい商品を1つずつ入れて行くのもそれほど大変ではありません。
しかしね、会計のところで大汗をかくことは良くあるんです。
身体が弱っていたり手が痛かったり目が回っていたりすると、セルフレジをあきらめることもありますけど、その場合はベルトコンベアに商品を載せないといけないでしょう?これが簡単ではなかったりするんですよ。
「すみませんが手伝ってもらえませんか?」
この一言で、お店のスタッフが全部やってくれるとは知りませんでした。
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