2024年10月16日

ジョージ・ニーガスさん逝去

昨日は、有名なジャーナリストのジョージ・ニーガス(George Negus)さんがお亡くなりになったというニュースがありました。

この方は、ジャーナリストになられる前は高校の先生をされていました。オーストラリアでは、放送ジャーナリズムの先駆者として評価されている方で、政治や国際情勢に関する話題を多く取り上げられました。


世界的に有名なドキュメンタリー番組「60ミニッツ」(60 Minutes)のオーストラリア版でも活躍されましたけど、この番組の取材で行った英国のサッチャー首相へのインタビューで注目されるようになったそうです。

82歳だったそうですが、最近全くニーガスさんの姿をテレビで見ることも話を聞くこともなかったです。死亡を伝える記事を読むとアルツハイマー病でお亡くなりになったと書いてありました。

優れた知性とプレゼンターとしての才能あるジャーナリストだったニーガスさんのような方が、アルツハイマー病になられていたというのは悲しいことです。

アルツハイマー病というのは、記憶や思考能力を次第に失って行く病気ですけど、最終的には日常生活の最も単純な作業を行う能力さえも失われるわけで、ニーガスさんも最後の数年は介護施設に入っておられたそうです。言葉を発することも出来なくなっておられたと聞きました。

高齢になっても頭脳が明晰なら、ジャーナリストとしてまだまだ活躍できると思いますし、実際に活躍されている方は多いですが、さぞ無念だったでしょうね。

ジョージ・ニーガスさんは、良いジャーナリストだったけれども、それ以上に「良い人」だったと多くの人が言っています。テレビの画面からもそれは伝わりました。ニーガスさんの報道で、いろんなことに気づき考えさせてもらいました。

ご冥福をお祈りしたいと思います。


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