2024年10月7日

熟し過ぎた梨があったら

我が家のキッチンには、果物を入れておく大きな鉢があります。必ず何種類か買ってその大きな鉢に入れてあります。

この果物がですね、うちの娘が家を出てからというもの、なかなか減らないんですよ。うちの夫は、おやつにリンゴを一つ持って行きますし、息子は朝ご飯に作るポリッジ(オーツ麦のミルク粥)にバナナを半分入れますが、あの二人が食べる果物はそのくらい。

ですからね、最近は果物をあまり買わなくなっているんですけど、大きな鉢には必ず何か果物が入っているようにはしているんです。

土曜日の夜、うちの娘が友人と会った帰りに我が家に泊まったんですが、朝ご飯に食べようと果物を物色していました。そして見つけたのが、いつの間にか熟し過ぎてしまった梨2つ。

洋梨は熟すと柔らかくなるんですけど、食べ頃を過ぎてしまっていました。

歯が無くても食べられるほどヤワヤワになった梨がある時、私は「アップサイドダウン・ケーキ」を作ります。「アップサイドダウン」というのは「ひっくり返した」という意味で、果物をケーキ型の底に敷いて焼いて、ひっくり返して出すケーキなんですけど。

熟した梨があると、うちの家族はこのケーキが食べられると期待するのですよ。だから昨日また作りました。

「アップサイドダウン・ケーキ」はね、炊飯器で作るのが一番簡単です。炊飯器ケーキはどうせひっくり返すでしょ?10合炊きの炊飯器は底面が広いので果物を並べやすいし、とにかくもう簡単なんです。


梨以外にも、バナナとか桃とか柔らかい果物ならうまく行きます。リンゴがスカスカになってしまった時や美味しくないリンゴに当たってしまった時などには、少し煮て柔らかくしてから使うと美味しいケーキになります。

ケーキ生地は、私はいつも下のレシピで作っています。量がちょうどいいし、計らなくていいので作るのが簡単なんです。作り方を紹介しましょう。

<材料> *オーストラリアの計量カップは250ml
溶かしたバター 50グラムくらい
砂糖 1/3カップ
塩 1つまみ
卵 2個
バニラ 少々
ベーキングパウダー入り小麦粉 1カップ(普通の小麦粉を使うならベーキングパウダーを足して下さい)
牛乳 1/2カップ

材料はきちんと計らなくてもいいんですよ。パンケーキの生地くらいの柔らかさになればいいです。

<作り方>
1.炊飯器の内釜に丸く切ったベーキングペーパーを敷き、ブラウンシュガー(または白砂糖)を大さじ2杯ふりかける
2.果物を好きなように並べる
3.ケーキ生地の材料を全部よく混ぜて果物の上にかけ、均一になるように広げる
4.「ケーキ」設定でスイッチオン
5.火が通ったらお皿にひっくり返して出す

子供達が小さかった頃から何度も繰り返し作ってきたこのケーキ。熟した梨で作るのがうちの家族は一番好きです。

焼きたての熱々にクリームをかけて食べてもいいし、冷えても美味しいです。

果物によっては、バニラの代わりにレモン汁を入れるとか、シナモンを加えるとか、干しぶどうを入れるとか、アレンジもいろいろ出来ますよ。


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