日本人が海外で活躍したり評価されたりするニュースを聞くのは嬉しいものです。
野球のイチロー選手がマリナーズで大活躍していた頃は、野球のニュースを聞くのが楽しみでした。小さくて細いアジア人選手に何が出来るのかとイチロー選手を小馬鹿にするような意見もあったんですよ。
ところが、イチロー選手はもちろんヒットも打ったけど、それだけじゃあなかった。足が速いからバントでも出塁する、あれよあれよと思っているうちに盗塁していつの間にか3塁まで行ってる。ホームランじゃあないのに本塁まで戻って来て点を入れる。
「こんな野球は見たことがなかったけど面白い!」と思わせたんですよね。
そして、イチロー選手は守備もすごかった。足が速いから守備範囲が広かったし、身体能力が高いからホームランをフェンスに登ってキャッチしたりもしました。イチロー選手が守るライトは背番号から「エリア51」と呼ばれるようになりましたよね。
そして、イチロー選手は驚くべき強肩でもありました。
レーザービームと呼ばれた正確な送球で走者を3塁でアウトにした時のことは今でも覚えていますよ。あれでアメリカ中の野球ファンにイチロー選手の強肩が知れ渡りました。
現在メジャーリーグで活躍している日本人選手の中で、別格の大活躍をしているのはドジャーズの大谷翔平選手ですが、昨日はすごいニュースがありましたね。
もうすぐ50/50(50ホームラン&50盗塁)を達成するだろうと期待されていることは知っていました。48/48まで行ってからやや停滞していました。
そんな昨日、ニュースサイトで大谷選手が50/50を達成したどころか、51号ホームランを打ったと書いてあったから、私は「いつの間に?」「ニュースを見逃していたのか」と思ってMLBのサイトを見たんですよ。そうしたら、こういうのが目に入った!
6 for 6, 3 HRs, 10 RBIs
「3 HRs」がホームラン3本というのは分かりますよ。この日の試合で3本もホームランを打ったんですね。他も見当はつきましたけど、「6 for 6」は6打席6安打で「10 RBIs」は10打点ということだろうと思ったら、その通りでした。
普通の選手では考えられない記録です。大谷選手はこれに加えて2盗塁も記録したそうでですから、アメリカ人野球ファン達も大興奮するのは当然です。「Unreal」(現実離れしている)とか「Insane」(狂っている)とか「Unbelievable」(信じがたい)とか、ニュースサイトもSNSもそういう言葉で溢れていましたよ。
1試合の記録としては過去最高だと書いているサイトもありましたが、5打席5安打&ホームラン4本という記録を残している選手がいるそうです。どっちの方がすごいのか私には分かりませんけど、いずれにしても歴史に残ることは確定です。
大谷選手が40/40を達成した時に、ひょっとしたら50/50に行けるかもという論調だったことからも50/50という記録がいかにすごいことなのか想像できるわけですが、昨日で一気に48/48から51/51まで記録を伸ばしたそうじゃあないですか。
まだ9試合残っているんでしょ?どこまで記録を伸ばすか楽しみですね。
ああ、こういうニュースを聞くのは気分がいいわ。戦争のニュースとかドナルド・トランプの話とか、気分が悪くなるようなニュースが多過ぎますからね。
ついでなんですけど、先日大谷選手がエンゼルス戦で敬遠された時のエピソードを皆さんご存知?
大谷選手がホームランを打つたびに、ホームベースのところで待っている選手は大谷選手の後の2番を打つムーキー・ベッツ(Mookie Betts)野手です。
この選手も1番を打つような選手なんですよ。ただし、今は大谷選手がいるから2番を打っているんですけど、先日のエンゼルス戦の延長10回、走者2人。ここでホームランを打たれるとおしまいなので、エンゼルスは大谷選手を敬遠して歩かせたんです。
2番を打つベッツ野手としては、大谷選手を歩かせて自分と勝負するということは、自分は抑えられると判断されたってことですからね。軽視されたと感じたベッツ野手の闘争心に火がついたのですよ。
結果はスリーランホームラン!
私はドジャーズを応援しているわけではないですが、こういう話を聞くと気分がいいです。
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