2024年2月22日

小さな善行とご褒美

昨日の朝、仕事が休みだったうち夫が暑くなる前に買い物に行こうと言いました。

前の日に私は運動を兼ねて乾燥ワカメを買いに行っておりまして、他に必要なものは無かったので買い物になんか行きたくなかったんですけど、夫は買いたいものがあるというので行ったんですよ。

一番買わなくてはいけないのは薬だと言うので、まずは薬屋に行くことにしていました。薬屋に行くには車を停めたところから左に行ったところにある入り口から入るべきだったんですが、私が車から降りたら夫は反対側の右へ行っていたんです。

間違えていると思ったので「こっちよ!」と言いましたら、うなずきながらやはり右へ行きました。

どうして右へ行くんだろうと思って見ていると、右へ行ったところにある別の入り口の前にショピングカートが投げ散らかされていたんです。夫はそのカートを集めました。

そして、5〜6台のカートを連ねるとそっちの入り口から建物内に入って行きました。私は別の入り口から入りましたが、建物の中に入ると向こうからカートを押しながら夫がやって来るのが見えました。

夫はカートをスーパーの前に戻しました。

私もね、ショピングカート置き場に戻されたカートが散らかっていたり、スーパーの種類ごとに分けて並べるようにサインが出ているのに混ざっていたりすると気になるので、簡単に出来る時は整頓したり直したりすることがあります。

でも、投げ散らかされているのを集めて建物に持って入ったことはありません。そこまでするのはちょっとアレですし、力も無いですしね。

薬屋に寄ってからスーパーに行き、買い物を終えてセルフレジのところにやって来ましたら、スーパーのスタッフがうちの夫に話しかけました。

「あなたはさっきショッピングカートを持って入ってくれた方ですか?」
「ええ、持って入りましたよ。あんなふうにカートが投げ散らかされているのを見るのはイヤなもんですから」
「ありがとうございました」

そうおっしゃったそのスタッフの方は、ちょうど出勤しようとしていた時に夫の行動を見たんだそうです。夫は誰も着ていないカリブ海の国バルバドスの国旗がデカデカとプリントされた目立つTシャツを着ていましたから、間違えるわけがありません。

セルフレジで会計をしていたら、そのスタッフの方がお礼にと言って夫に2ドル分の割引券をくださいました。

2ドルは2百円くらいですけど、小さな善行が感謝されたという意味で、その2ドルの割引券をもらって夫はとても嬉しかったようです。

夫は早速使おうとしたんですが、セルフレジの機械は「使用できません」と言いました。使えなかったけど、もらって嬉しい割引券でした。


私達が利用するショッピングスクエアには3つのスーパーが入っているので、駐車場内の至る所に設置してあるショピングカート置き場には3つの列が作ってあって、それぞれにスーパーの大きなサインが付いているんですよ。

それなのに、カートを間違った列に戻す人達がいるんです。もっと悪いのは、カート置き場に戻さずに車の横に放ったらかしにする人。

カートを集めて種類ごとに並べて各スーパーに戻す仕事をしている人達は、腹が立つでしょうね。私だったら腹が立つわ!

カートを戻さない人達がいるので、それを防ぐためにカートを使うにはコインを挿入して鎖を外さないといけないようになっているところもあるんですよ。

コインを取り返すには、カート置き場に戻して再び鎖をつなげなければいけませんからね。しかし、このショッピングスクエアではコインは必要ないんです。

本当に、世の中には倫理観が欠如している人達がいますよねえ。


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