まさに挑戦と呼ぶべきアクティビティーになっているんです。作ったことが無いものを作るんですから、レシピを吟味して使うレシピを決めるところから始まります。
レシピが決まったら必要な材料をリストアップし、足りないものを買いに行き、材料の準備が完了したら作り方を学習して、出来上がりの時間から逆算して作り始めるわけです。
昨日は牛のすね肉カレーを作ることにしていたそうですが、どこを探し回っても牛のすね肉が見つからなかったそうで、「チャック」(Chuck)と呼ばれる部分の肉を買って来ました。
すね肉は「シャンク」(Shank)と呼ばれるんですけど、「チャック」というのは牛の首から肩の上にかけての部分なので、あまり硬くはないんですよ。名前は似ていますけど。
良くロースト料理に利用される部分なので、ひもで縛ってあるかたまり肉を買って来ました。
これを大きめに切って塩コショウしてから小麦粉をまぶし、少し焦げるくらいまで焼いてから、赤ワインとビーフストックで煮込みます。玉ねぎ、生姜、ニンニクも加えたそうです。
ニンジンとジャガイモは大きめに切って、肉が柔らかくなってから加えて煮込みます。3時間ぐらいかけて作ったそうですよ。
歯がなくても食べられるくらいお肉が柔らかくなっていて、ちょっと煮込み過ぎだと私は思いましたが、味は日本のレストランで出てくるビーフカレーのような味で、とても美味しかったです。
ニンジンは大きさが足りずに溶けかかっていてジャガイモは大き過ぎて食べにくかったのは、次の課題でしょう。
さて、どんなに時間をかけて作った手の込んだカレーでも、必ず大量の干しぶどう(サルタナレーズン)をかけて食べるのがうちの夫です。
このブログでも度々に話題にしていますから、ご存知の皆さんもいらっしゃると思います。
長年に渡って夫婦関係が険悪になる原因になって来たこの「カレーと干しぶどう問題」ですが、つい先日も「ニラ餃子カレーと干しぶどう」という記事を書きました。
思い出すだけで怒りが湧き上がるのが、昨日の息子のようにワインで煮込んで時間をかけて作ったカレーを「今日のカレーは頑張って作ったからせめて一口干しぶどう無しで食べてみてちょうだい」と頼んだ時のことですよ。
「十人十色!この件はもう何度も話し合ったはずです」と言ってね、私の頼みを無視して大量の干しぶどうをかけたんです。
作った人へのリスペクトは無いのかってことなんですよ。意地になっているとしか思えません。干しぶどう無しでカレーを食べたら負けた気がするから止められないんだろうと思うんですけど。
昨日は、
なんと、
干しぶどう無しでカレーを食べていたんですよ!
「どうしたの?今日は干しぶどう無しなの?」
「カイ(息子の名前)が作ったカレーだからね」
これでカチンと来た私。
「カレーには干しぶどうが必要だと言ったじゃあないの?いつも嫌がらせのように山ほどかけて食べるのに!」
「…(無言)」
なぜ息子が作ったカレーは干しぶどう無しでも美味しく食べられて、私が作ったカレーは何が何でも(どんな具材が入っていようが)絶対に干しぶどうを山ほどふりかけないと食べられないわけ?
怒りでむかついた私は、夫と同じ部屋で食べるのもイヤになって部屋から出て行ったんですよ。
それくらい頭に来た!
積年の恨みというやつがありますから。
とにかく、干しぶどう無しではカレー味の料理が食べられないわけではないということだけは、はっきりしました。
「魚とワカメと青梗菜と青ネギと生姜を鰹の出汁で煮た醤油味和風カレー」にも大量の干しぶどうをかけた時は、さすがの味音痴の夫だって我慢して食べたに違いないです。
そんなのが美味しいわけがない!
また作ってみようかな。
そういう干しぶどうと一緒に食べると不味いに決まっている味のカレー。
何を入れようか…
竹輪、昆布、椎茸、サバやイワシの缶詰、そういう具材を入れて醤油で味付けるんですよ。
どんなカレーにも干しぶどうをかけそうな気もしますねえ。
だって、美味しく食べたいからじゃあなくて、このカレー紛争に負けたくないからやっていると思いますからね。それなら頑張らせてあげましょうか。
私も意地になっている?
もちろんです。
スープカレーはいかがでしょうか。汁状なので干しブドウが沈んでしまい合わない気がします。
返信削除絶対に合わない具材入りのスープのようにさらりとしたカレーを考えていました。大根とか蓮根とか椎茸とか入れて。もちろんお肉じゃあなくて魚かイカで。それでもまだ干しぶどうを入れる可能性はあります。
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