2024年2月6日

トンカツ作りに初挑戦

昨年2月に3回目の痔の手術をしたうちの息子ですが、いまだに長時間は座っていられませんし、しゃがんだり重い物を持ったり歩き過ぎたりするとすぐに悪化するため、出来ることが限られています。本当に気の毒な状態が続いているんですけど。

一番の問題は、この痔の問題のせいで何年も引きこもり生活を余儀なくされたせいで、メンタルヘルスの問題が悪化したことです。

昨年暮れから心理セラピストのアドバイスを受けながらいろいろ取り組んでいるんですが、取り組みの一環として毎週月曜日に晩ご飯を作ってくれています。

私のレシピサイトで見つけたレシピを使って作ることが多いのですけど、なかなか腕を上げているんですよ。毎回成功して大いに自信を付けているので、結構手の込んだ料理に挑戦したりもするようになりまして。

昨日は、トンカツを作ってみたいと言いました。そして、味噌カツ丼を作ると。

ただし、トンカツを油で揚げるのはハードルが高いと思ったんでしょう、オーブンで焼いて作るトンカツにすると最初は言っていたんです。

ほら、昨年8月の顔面火傷事故(私が白玉団子を油で揚げていたら大破裂して顔に熱い油を浴びた事故)の発生時に息子は家にいましたからね。あの大惨事を見ていますから、熱い油が怖いと思うのは分かります。

しかし、いろいろレシピを研究したらしい息子は、トンカツが破裂することはありえないということで、オーブンで焼くんじゃあなくて油で揚げたトンカツに挑戦することにしたのです。

息子は午後4時前から作り始めました。

まず最初に作っていたのは味噌ダレです。トンカツソースも作っていました。どちらもとても美味しいソースが出来ていましたけど、私のレシピで作っているんですからね、美味しいはずなんです。

生まれて初めて作るトンカツです。私が作っているのを見たことはあったでしょうが手伝ったことなど無いんですから、私がレシピに書いていることと息子がインターネットで見つけたトンカツの作り方サイトの情報だけが頼りです。

しばらくして、キッチンからバンバン音がするので何をしているんだろうと思って見に行くと、肉たたき(ハンマーみたいなやつ)でステーキを叩いていました。ペタンコになるほど叩き過ぎて、端の脂身のあたりで肉がちぎれてしまっていました。ちぎれた部分は別の料理に使うそうです。

私は肉たたきで叩いたりはしないんですけどねえ。

肉にしっかりと塩コショウをしてから、小麦粉、卵、パン粉と付けていった後、しばらく休ませるんだと言いました。そうすることでパン粉が落ち着いて取れにくくなるんだそうです。

休ませるなんてこと私はしたことがありませんけど、油の準備をしている間に自然に休ませることにはなるんですよ。

油の温度を計る温度計がないので困っていました。火を付けてから何分ぐらいで熱くなるのかと質問されて、私は困りましたよ。そんなこと考えたことがないですから。

「お箸を入れて泡が出るくらいになったら、少しパン粉を入れてごらんなさいよ。いい感じでシュワーとなればそれでいいから。一番いけないのは温度が高過ぎて、まだ肉に火が通らないうちに茶色くなってしまうことよ」

お母さんのアドバイスを聞いて、いよいよ揚げ始めましたよ。

私がキッチンにいるとついあれこれ言ってしまうので、私は仕事部屋にいました。料理は失敗も良い経験になりますからね、一人でいろいろ考えながらやってみるのがいいと思います。

キッチンからは少し焦げているようなにおいがして来ました。

思った通り、トンカツはキツネ色ではなくてタヌキ色になっていましたが、サクサク感は百点満点でしたよ。

どんぶりにご飯を入れ、千切りキャベツ(キュウリも入っていた)を乗せて、トンカツを乗せて、夫はトンカツソース、私は味噌ダレでいただきました。

この写真は、息子がフェイスブックに載せていたものです。毎週作った料理をフェイスブックに投稿しているんです。


これね、見た目はアレですけど、お店で出てくる味噌カツ丼にも負けない味でしたよ。初めてのトンカツ作りは大成功だったと言えるでしょう。

いつものように後片付けもちゃんとカンペキにやりましたから、

昨日も百点満点!


油の片付け方は私がやって見せながら教えました。教えられたことは教えられた通りにする人ですから、それももうきっちりとその通りにする人ですから、これから油の片付けは私が教えた通りにするでしょう。

私のやり方は、ステンレスの金網を耐熱ガラス製の500ml計量カップに乗せ、ダイソーで買った油こし紙を敷いて、油がまだ温かいうちにパン粉や黒い粉をこして取るのです。それから油を容器に戻します。この時、計量カップの注ぎ口が役に立ちます。

油ポットを持っていないので、もう20年くらいこのやり方でやっています。油が古くなってきたら容器ごと捨てることが出来ます。私は固めてから捨てますけど。

掃除の手間を省き、洗い物を最小限にするための手順がいろいろあるんですよ。息子はそれを昨日学びました。

息子のお料理チャレンジは、料理初心者が私のレシピに書かれている通りに作ってちゃんと美味しく作れるということを確かめるのにも役立っていますよ。説明が足りないと分かった場合は、書き足しています。

息子がフェイスブックに投稿する料理の数々を見て、息子の友人達も私のレシピサイトを利用してくれるようになっているそうです。

それもうれしいことです。

これは、先々週に作った「ルパン3世スパゲッティ&ミートボール」で、これも私のレシピで作ったそうです。


早くお尻もメンタルも良くなって、仕事が出来るようになることを祈っていますよ。


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