2024年2月25日

拡大鏡アプリとスマートフォン

うちの夫が遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」で目が見えなくなって来ている件についてはよく記事に書いていますが、私の老眼もかなり悪くなっています。

遠くのものはよく見えるんですよ。先日は、ひこうき雲の先端に小さな飛行機が飛んでいるのも良く見えましたしね、中ぐらいの距離でもちゃんと見えますから運転に困ることも無いんですけど。

近くは老眼鏡をかけてもよく見えません。

小さい文字を読むことが簡単ではなくなり、最近は読書を楽しめなくなってしまいました。すぐに疲れてしまって焦点が合わせられなくなるんですよ。

夫も私も読書をしなくなったので、昨年の引っ越しの時には持っていた大量の本を処分してしまいました。だから、今住んでいる家には本がありません。

文字を拡大できる電子書籍が読めるデバイスがあればいいんですけどね、なかなか経済的にそういう余裕もありません。

ですから、私はもっぱらコンピューターの画面で文字を拡大して読んでいるんですけど、これもまた疲れるんですよ。快適な椅子に座ってページをめくりながら読むのとは大違いですから。

先月、友人宅に晩ご飯に呼んでもらった時にカードゲームをしましたが、私はカードに書かれた文字が読めませんでした。

文字を読んだりする時用の度が強い眼鏡を持って行っていなかったからですけど、実はその眼鏡を使っても食品の材料名とかパッケージに書かれた細かい文字を読むのは不可能です。

そういう時のために、以前は虫眼鏡を持ち歩いていたんですけど、軽くて便利なLEDライト付きルーペを持ち歩くようになりました。カードゲームをした時には、そのルーペを使ったんですけどね。

最近、ルーペよりもはるかに便利だと気づいたものがあります。iPhone の「拡大鏡アプリ」です。

昨日の記事でGoogleレンズを知らかなったという話を書きましたけど、 iPhone の「拡大鏡アプリ」の便利さも実は最近まで知らなかったんですよ。

「拡大鏡アプリ」を使うと、ルーペや虫眼鏡とは違って好きなだけ大きく拡大出来ますから、どんなに小さい文字でも確実に読めます。

フラッシュライト(懐中電灯)も同時に使えるので、LEDライト付きルーペと同じように暗い場所でも便利ですが、暗くて見えにくい時には明るさ調整が出来るのでライトを使わずに見ることも出来ます。

そして、最近発見したルーぺとの最大の違いはですね、画面をロックできることなんです。

私は手が震えるもんですからルーペでは見にくいこともあるのですが、「拡大鏡アプリ」だと見たいものをロックすることが出来ますから画面がブルブル震えたりしません。

ロックした後で明るさを調整をしたり、好きなだけ大きく拡大することが出来ますから、食品パッケージの小さな文字もちゃんと読めて本当に助かっているんです。

若い皆さんや視力の良い皆さんには、こういう苦労は分からないでしょうが、老眼や遠視で近くのものや小さい文字を見るのに苦労していらっしゃる方は「拡大鏡アプリ」を一度使ってみるべきですよ。

iPhone 以外のスマートフォンでも、きっと同様のアプリがあるだろうと思いますから。


私は自分の小さな手では持ちにくい大きめの iPhone を使っていますが、それは画面が大きいからというのが理由です。画面が大きくても文字が小さいと読めませんので、3本指のダブルタップ(2回連続して触れる)で画面を拡大表示する機能を使っています。

これは本当にしょっちゅう使います。誰が考えたのか知りませんか、本当に便利な機能です。

ちなみに、3本指のトリプルタップ(3回連続して触れる)をするとこの機能の設定画面が出るんですよ。どのくらい大きく拡大するかを簡単に設定しておくことが出来ます。

スマートフォンというのは本当にスマート(賢い)ですよね。私は電話として以外の使い方が主です。

一番良く使うのは家族とテキストメッセージで連絡を取り合うことですが、カメラも料理の写真を撮るのによく使います。地図もしょっちゅう使います。うちの息子はカーナビとしても使います。

それ以外にも、スマートフォンには様々な機能がありますよねえ。

ウェブサイトを見たりニュースを読んだり、テレビ電話、音楽プレーヤー、百科事典代わり、翻訳機、時計、タイマーや目覚まし、天気予報、メールの送受信、うちの夫の居場所確認、懐中電灯、計算機、時刻表、銀行、…

まあちょっと書き出しただけで、本当にいろいろな機能を毎日使っていますよ。

スマートフォンがなかった頃は、上に書いたような機能はそれぞれ別々の道具が必要だったわけです。そういう時代の暮らしを知らない皆さんも多いんでしょうね。

スマートフォンが世界的に普及したきっかけは、2007年に発売された iPhone がきっかけでしたから、まだ20年も経っていないんですよね。

現在のスマートフォンで出来ることの数々を考えると、この30年間のテクノロジーの進歩には目を見張るものがあります。


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