イーストランド(Eastland)というショッピングセンター内のスーパーに行ったんですが、10時頃でしたからいつもなら車を停めるのに苦労するのに、駐車場はガラ空きだったんですよ。
どうしたんでしょうか。火曜日というのは買い物客が少ない日なんでしょうか。私は火曜日に買い物に行くことはあまりないので、いつも火曜日はあんなに空いているのなら、これからは火曜日が買い物日です。
スーパーはそれなりに大勢の人が買い物をしていました。
お肉コーナーで鶏肉と豚の薄切り肉を買って、次へ進もうとすると私の前に大きな身体の男性が止まっていました。その人の前には誰もいないのに止まったままだったので私は横から追い抜きました。
その時チラッと見たんですけど、おじいさんでした。70歳は超えているように見えました。ショッピングカートを押している姿勢のまま固まっているという感じで、全く身動きしません。
何を買おうかと考えているようにも見えました。私は先に進もうとしたんですけど、気になったので2〜3メートルほど行って振り返ったら、やっぱりずっと同じ姿勢のままだったんです。
ちょっと普通じゃあないと思いました。顔がこわばっているのが気になりました。
それで、私はおじいさんの所まで引き返したんです。
「Are you all right?」(大丈夫ですか?)と尋ねると、その人は全く身動きせずに「ノー」と言いました。大丈夫じゃあないということですよ。
「どうしたんです?」
「…」
「助けを呼びましょうか?」
「ノー」
「大丈夫なんですか?」
「イエス」
おじいさんが「イエス」と言ったので、私もそれ以上のことは言わずに先に進んだんですけど、おじいさんのことが気になって仕方がなくて、しばらくしてお肉コーナーに戻ってみると、おじいさんはショッピングカートにしがみつくようにしながら少しずつ進み始めたところでした。
亀が歩くくらいの速度でしたけど。
何か問題があったことは確かなんです。
もう少し何かできたんじゃあないかと私は悔やみました。お店のスタッフに頼んで、椅子でも持って来てもらって腰を下ろして休めたら、あの人は助かったかもしれないのに。
あの後、買い物を終えて、レジを済ませて、車まで持って行って、それを車に載せて、ショッピングカートを戻して、と考えてご覧なさい。まだまだしなくちゃあいけないことはたくさんあります。
あのおじいさん、大丈夫だったんでしょうか。
買い物中に体調を崩す人はいると思うんです。特に高齢の方で、食品の買い物を頼める人がいなくて無理して買い物に来ている様子の人はいますから、そういう方が急に具合が悪くなることはあると思います。
この私だって、スーパーの中で具合が悪くなったことは何度かあるんですよ。まだ風邪が治りきっていなかったり、目まいのせいだったり、メンタルのせいだった時もありました。
声をかけられたことはありません。買い物中の人は、他の買い物客の様子に注意を向けたりしませんからね。一度だけ、大汗を流してハアハアと息を切らしていた時にレジの人が「大丈夫ですか?」と聞いてくれたことがありますけど。
昨日は、偶然に具合が悪い人に気付いて、何かしてあげることができたのにしなかった。本当に後悔したので、いつかまた同じように具合が悪そうな人を見かけた時には、もう少し積極的に行動したいと思います。
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