現在は、口の中にマウスピースを装着して眠ることで呼吸が止まらないようにしているわけですが、マウスピースだけでは十分な睡眠の改善が見られないということが分かれば、例のCPAPマシーンという呼吸補助装置を使わなくてはいけません。
CPAPマシーンというのは、酸素マスクみたいなやつです。機械で強制的に空気を送り込んで呼吸をさせるんですから、そりゃあ寝にくいのですよ。
頻繁に寝る体勢を変える傾向があるうちの夫は、ホースが絡まってしまって眠れないと言って結局使わなくなったんですが、最近のCPAPマシーンはデザインが改良されていてホースが絡まりにくい設計だそうですから、必要ならCPAPマシーンを購入しないといけないのです。
ということで、
昨日は仕事を休んで、メルボルン市内の睡眠クリニックに行くことになっていたんです。駅まで私が車で送って行くことにしていました。
ところが、夫は朝から勤めているツールショップのユニフォーム姿だったのです。前日に仕事から帰って来て、そのまま寝たんだろうと思いました。メルボルンに出かける前にシャワーを浴びて服を着替えるんだろうと、私は思っていたんです。
ところが、家を出る時間が近づいて来ても準備をしている様子はありません。
そして、ついに時間が来て、夫はユニフォーム姿のまま出かけると言うのです。シャワーも浴びず、服も着替えずに。
「その格好で行くの?シャワーも浴びずに?」
「シャワーは朝起きた時にちゃんと浴びました」
「じゃあなんで昨日の服を着たの?」
「昨日の服じゃあありません。このシャツも上着もキレイなやつです」
「仕事に行くの?」
「……」
夫はねえ、朝起きてシャワーを浴びた後、何を着ようかと考えるのが面倒くさかったので、ツールショップのユニフォームを着たんだそうです。ユニフォームなら考えなくてもいいですから。
マジか!
うちの夫が服装とか外見とかに気を使わない人であることについては、時々記事に書いていますけど、なんだか歳を取るにつれてそれがひどくなって来ています。
それでも普段は、仕事が休みの休日にはユニフォームじゃあない服を着るんです。
取りやすい所にある服を取って着る傾向があると知っていますので、取りやすい所にまともな服を置いてあるんです。
暑い季節はユニクロの白いシャツ、寒い季節はフランネルのチェックのシャツの一辺倒ですけど、「せめてこういうのを着て欲しい」と私が思うようなシャツを選んで買って来てあって、取りやすい所に置いてあるんです。
そうすれば、それを着てくれるはずなのに、
仕事のユニフォームを選ぶとは…
ユニフォームのすぐ隣りにフランネルのシャツが掛けてあるんだから、それを着ればいいじゃあないの?
アンビリーバボーなんですよ。
今年の2月にドバイに旅行した時、夫はろくに服を持って行かなかったんですけど、ツールショップのユニフォーム一式は持って行ったんです。
そして、おしゃれなビーチのレストランでも砂漠の高級リゾートでも世界最高層ビル「ブルジュハリファ」でも、夫はツールショップのユニフォームを着ていたのでした。
クローゼットのわざと同じ場所に、ユニフォームと普段着のシャツを掛けてあるのに、考えるのが面倒くさいからとユニフォームの方を選ぶんじゃあ、手の打ちようがないです。
ところで、
睡眠検査の結果ですけどね、仰向けで寝ている時はマウスピースを付けていても睡眠は改善していないそうです。
CPAPマシーンの購入を検討する前に、仰向けになると振動で知らせてくれるという首輪のような装置をやってみるそうです。
「Night Shift Sleep Positioner」という商品です。
この四角いのが首の後ろ側に来るようにして付けて寝るのだそうです。体勢が仰向けになるとこれが振動して知らせてくれるので、横向きに直すことができるというわけです。
ぐっすり寝ていてなかなか目が覚めない場合でも大丈夫。横向きになるまでずっと振動し続けて、振動もだんだん強くなるのだそうですよ。慣れてくると、振動したら横向きになるということが簡単にできるようになるそうなんですけど。
四角いところにはコンピューターが内蔵されていて、睡眠状態をモニターするそうです。
いつどういう頻度で覚醒しているか、どんな体勢で寝ているか、いつイビキをかいているか、この装置が振動した時間とか、一晩中モニターするそうです。スマートフォンのアプリで確認ができるそうです。
500ドルくらいします。
あまりに夫のイビキがうるさい時に、私はしょっちゅう押したり蹴ったりして体勢を変えさせていたのですが、それをこの装置がやってくれるわけですね。
睡眠改善の効果があることは、医学的な治験で証明済みだそうですよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿