ハスクヴァーナは、オーストラリアではチェーンソーや芝刈り機をはじめとする農林業および造園業関係のツールや建設機械で有名なメーカーです。
木を切るのが大好きなうちの夫にとって、チェーンソーにおいては最も信頼を寄せるメーカーなのです。
2年前に計画して新型コロナのせいで夢と消えたヨーロッパ旅行では、スウェーデンにあるハスクヴァーナ博物館に行きたいがためにスウェーデンにも行くことになっていたのですよ。
夫は、数週間前からハスクヴァーナ・ユニバーシティ(Husqvarna University)というサイトでオンラインのトレーニングをやっていますが、実際にツールを手にとって行うトレーニングを受けるためには所定のオンラインでのトレーニングを終えて、必要な知識を備えていなくてはいけないのだそうです。
ということで、
今朝ハスクヴァーナのオフィスまで行かなければいけませんでした。
オークリー(Oakleigh)という街にあります。これがね、我が家からは遠いんですよ。バスを乗り継いで行くと2時間ぐらいかかります。
だから私が車で送って行かなくてはいけなかったのです。
行ったことのない知らない街ですよ。通ったことのない知らない道路を運転するんですよ。しかも朝のラッシュアワーに。
こういうのが私は苦手だったんです。以前の私なら、不安とストレスでおかしくなっていたでしょう。
しかし、
今はグーグルマップというものがあります。これのすごいのが道路上で360度方向に撮影した画像に基づいて作られた「ストリートビュー」というものです。
皆さんご存知だと思いますが、これを使うと運転練習ができるのですよ。
まず地図でどのルートで行くか決めるでしょ?それから、ストリートビューというやつで交差点など問題となりそうなところをよく観察して、目印になるものを頭に入れておくのです。
これが今朝ちょっと不安だった交差点のストリートビューの画像。
右を見るとトヨタの販売店がありましたので、それが目印となりました。
うちの夫が目が見えなくなって車の運転ができなくなってからというもの、私は遠くの知らない街や知らない道路をたびたび運転して来ましたが、不安を感じずにこういう事ができるようになったのは、まったくもってグーグルマップのおかげなのでございます。
実際に行く前に道路の様子や景色を見て予習しておくと、不安が無くなるので大変助かっています。
発明した人は本当にエライ!
グーグルマップの始まりは、「Where 2 Technologies」という名前のシドニーを拠点とするオーストラリアの会社だったそうですね。
この会社がグーグルに買収されて、グーグルマップとして世界的な規模のサービスとして開発されたのです。
グーグルマップができる前は、私は「メルウェイ」と呼ばれる2〜3センチも厚さがあるメルボルンの地図本を必ず車の中に常備していました。
「メルウェイ」は、一家に必ず1冊はあるという必需品だったわけで、大ベストセラー本だったのですよ。
グーグルマップのストリートビューを使うと、外国旅行をした気分にもなれますよね。遠い外国の知らない町の様子を見ることができますからね。
私の生まれ育った岡山の小さな町の様子も見ることができますよ。すっかり様子が変わっているのが良く分かります。
私は、運転をする前にグーグルマップで運転することになるルートを学習しておくんですけど、うちの息子や娘は、iPhone でグーグルマップをカーナビのように使っています。
iPhone で見るグーグルマップは小さすぎて私にはダメです。老眼鏡がないと見えませんからね。しかし、運転する時には老眼鏡があると見えないんですから不便なのです。
隣りにうちの夫が座っていれば道を教えてくれるわけですけど、目が見えなくなって来ていますからね、夫も運転したことがない道路だと絶対に予習が必要です。
今朝のルートは、グーグルマップによると所要時間は32分ということでしたが、ラッシュアワーですしね、夫は1時間の余裕をもって出かけたいと言いました。
私は45分前に家を出れば十分じゃあないかと思ったんですけど、実際に行ってみると50分かかりました。1時間前に家を出て正解でした。
帰りは2時間かけてバスで帰るそうです。
私は迎えに行くと言ったんですけどね、行きも帰りも送り迎えをすると4時間近くも運転するはめになる私に気を使っているのでしょう。
私は助かりますけど、2時間もかけてバスを乗り換えながら帰ってくるのは、ちょっと気の毒な気がします。
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