2022年2月17日

最悪のタイミングでドバイ旅行に

うちの夫をよく家まで送ってくださる仕事仲間のTさんと夫が、勤めているツールショップ会社の問題点を改善してより素晴らしい会社にするためのいくつかの計画を練り上げ、それをいかに会社のオーナーに提案するかということについて数ヶ月に渡って話し合いを重ねて来たことは、「することがおかしいのは…」という記事に書いたとおりなんですが。

あの日の朝、Tさんも夫も4時起きして(実際にはもっと早く起きて)仕事に行くまでの間ずっと話し合っていたのは、その前の日に会社のオーナーが店舗にやって来て直接話をする機会があり、オーナーとの会話からTさんと自分がやろうとしていることに非常に前向きな感触を得ることが出来たからだったそうなんですけど。

夫が有給休暇を取った今週に入って、二人の計画は急展開を迎えております。

有給休暇1日目の月曜日には、その計画の一つ「スタッフのトレーニング」に大きな影響力を持つという人が、メルボルン北部のある店舗に来ることが分かったので会いに行くと言って、夫は早朝からユニフォームを着ておりまして、私は1時間12分もかけて夫を送って行ったんですけど。

夫は一日中その店舗にいて、その影響力のある人という方と時間を過ごし、大変疲れたけど行ったかいがあったと言っていました。疲れたのは、帰りにバスを乗り継いで2時間もかけて帰って来たからだと思いますけどね。

有給休暇2日目の火曜日は、息子の手術や夫と私のPCR検査に続いて、夫が同僚のAさんの家にお手伝い(子守り)に行きましたので、私は大忙しの一日だったのですが、夫はずっと誰かと(おそらくTさんと)電話とテキストメッセージのやり取りを続けていました。そしてこの日、Tさんは例の計画の件でオーナーと45分間も電話で話をすることが出来たのだそうです。

Tさんと夫の計画に強い関心を持ったオーナーは、もっとじっくり話を聞きたいということで、来週Tさんはシドニーにある本部オフィスに行くことになりました。

いよいよ計画の提案を行う時がやって来たわけですよ。

しかし、うちの夫はこのタイミングで、

ドバイ旅行!

今更ドバイ旅行をキャンセルするわけにも行かないのですから、本部オフィスにはTさんが一人で行くのです。オーナーとの話し合いまでに、二人が考えた計画をより効果的に提案出来るように準備をしなくてはいけません。

ということで、

有給休暇3日目の水曜日も、夫は一日中誰かと(おそらくTさん)電話をし、パソコンに向かっていました。

提案の内容は二人で何ヶ月もかけて話し合いを繰り返して練り上げているようですが、「店内ディスプレイのやり方の変更」というのもその一部だそうです。もっと売上に直結する効果的なディスプレイに変更したいのだそうですよ。

このディスプレイの変更は、知識と経験に裏打ちされたTさんのアイデアです。これを最も効果的にオーナーに提案する方法は、実際に見せて説明することです。ところが、それができなくなったそうで。

Tさんは自分が提案したい新しいディスプレイに変えてみたんですが、それを理解しないエリアマネージャーがやって来て「何だこれは!勝手にこういうことをするな!」と言って、店の若いスタッフに命じて元に戻してしまったそうなんです。再びディスプレイを変えることはエリアマネージャーに楯突くことになりますから出来ないんですって。

そこでうちの夫が思いついたのは、そのディスプレイをコンピューターで作ってしまうことでした。こういうことに威力を発揮するソフトが「フォトショップ」ですけど、フォトショップを使い慣れているうちの息子がこの仕事を頼まれました。

現在のディスプレイを写真に撮り、それをフォトショップで加工して新しいディスプレイを作るのです。

息子は手術の後しばらく椅子に座れなくなることが分かっていましたから、寝室にコンピューターや絵を描くためのマシンを持ち込んでいましたので、手術直後でお尻が最も痛い時でしたがベッドに横になった状態で頼まれた仕事をしました。

完成したのは昨晩です。1日がかりの仕事でした。

今日も頼まれた次の仕事をしています。ベッドに横に寝転んだ状態でフォトショップをやっているんです。

夫も朝からパソコンに向かっています。有給休暇に入ってからずっと仕事をしています。Tさんだけでなく、仕事関係のいろいろな人達から電話がかかって来るので、一日中誰かと電話でしゃべっています。

まだ旅行荷物の準備もしていませんよ。

今日の午後には空港に向かい、今晩ドバイに向けて出発しますが、空港でも、ドバイに着いてからも、ずっと電話をし続けそうです。

もう旅行どころじゃあないという感じなのでございます。

早く旅行を終えて仕事に戻りたいに違いありません。


旅行中はブログの記事を書けないと思います。どうぞ古い記事でも読んで行ってください。


お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿