2021年11月30日

ぼったくりオーブン修理人

オーブンのヒーターエレメント(熱くなる部分)が溶けて滴り落ちで火花が出たことについては、「オーブンから火花が発生」に書いたとおりなのですが、月曜日の昨日、修理の人が来てくれました。

修理を頼んだのは「オーブン・リペア・マン」(Oven Repair Man)という会社です。「オーブン・リペア・マン」とは「オーブンの修理人」という意味ですよ。随分ストレートなネーミングです。

うちの夫がインターネットで探してここに頼んだのですが、グーグルすると一番最初のページの一番上に出るのがこれですから、大して調べもせずにここに決めたのでしょう。

頼んだのは、使い物にならなくなったヒーターエレメントを新しいのに交換することと、壊れている庫内灯の修理でした。新しいヒーターエレメントは自分達で買って準備しておかないといけないのかと聞きましたら、「オーブン・リペア・マン」が準備してくれるとのことでした。

しばらくオーブンの掃除をサボっていた間に庫内が汚れていましたので、月曜日までに掃除をしておかなくちゃいけないと思っていたのにすっかり忘れていて、月曜日の朝あわてて掃除をしたのですけど、

いつの間にこんなに汚れていたの!

もっとこまめに掃除をしておけば良かったと思いましたよ。

オーブンのクリーニング剤はいろいろ使ってみましたが、一番便利で簡単でキレイになると思うのは、ダイソーで売っている油汚れ取りワイプです。あれで表面の油汚れを拭き取ってからスポンジや激落ちくんを使うとラクに掃除ができます。

ラックは食器洗い機で洗うのが一番簡単です。

それはともかく…

オーブンの修理人は、ほぼ予定していた時間通りにやって来ました。

ヒーターエレメントの交換も庫内灯の修理もプロの修理人には難しいことではなかろうと思っていたんですけど、まず、この修理人は私達が依頼していた修理の内容を把握していなかったのには驚きました。

我家のキッチンに着いてからスマートフォンで予約の内容を確認して、「ヒーターエレメントの交換と庫内灯の修理ですね」と言ったんですよ。

イヤな予感が…

オーブンドアを開けようとしてドアの蝶番が壊れているのを見つけた修理人は、「どうして新しいオーブンを買わないんですか」「蝶番を修理するより新しいのを買った方が安上がりですよ」と言い始めました。

私は「蝶番は壊れていても、オーブンの使用には特に問題は無いのでドアは直さなくてもいいです」と言いました。

庫内灯を点検し、オーブンのスイッチが入っていないのに常に電球に電気が来ていると言いました。それは最初から分かっていたことで、庫内灯が常に点灯したままになるのだと私が修理人に言ったんです。

庫内灯を修理するにはオーブンを取り出して、何が問題なのかを調べる必要があって大仕事になる上に、直せるかどうかは分からないし、もしかしたら直らないのに調べるだけですごい費用がかかるかもしれないから新しいオーブンを買った方が良いと言い出しました。

「じゃあ庫内灯は直さなくてもいいです」と私は言いました。

ヒーターエレメントの交換だけしてくださいと言うと、そのためには交換用の新しいエレメントを注文しないといけないと言いました。

つまり、交換用の新しいエレメントを持って来ていなかったのです。

何だそれ!

修理を依頼した時にオーブンの機種やシリアル番号まで教えたのに、交換部品も持たずに修理にやって来たんですよ。

「ああオフィスの女の子はよく分かっていないから」「高額な交換部品を注文する前に技術者が実際にオーブンを見る必要がありますから」などと、その修理人は言うのでした。

何だそれ!

ちなみに、ヒーターエレメントは、純正商品でも100ドルくらいで買えます。

修理人は、何度も何度も新しいオーブンに買い替えた方が良いと言いました。

とりあえずオーブンが使えさえすればいいので、ヒーターエレメントの交換だけしてもらうことにしましたが、交換だけならうちの夫でもできるということに気づきました。

大急ぎで夫に電話をして相談しましたところ、確かにヒーターエレメントの交換だけなら修理屋にやってもらう必要は無いし、庫内灯の修理にしてももっとちゃんとした電気工事の人に頼んだ方が良さそうだという話になりまして。

「オーブン・リペア・マン」の修理人には、「修理はもう結構です」ということにしたのでした。

ということで、

オーブンを見ただけで何もしなかった修理人には、来てもらった分の料金を支払ったわけですけど、「オーブン・リペア・マン」では最初の15分間の料金が、

税込みで165ドル!

ただやって来てオーブンを見ただけで165ドルだったんですよ。

最初の15分が過ぎたら、その後は15分ごとだったか30分ごとだったか忘れましたが30数ドルずつ加算されます。そして、それは修理人の仕事代。この金額に加えて、交換部品代やら材料代やらがかかるんです。

オーブンが壊れて修理しようかとお考えの貴方、いろいろな会社を良く調べた方がいいですよ。「オーブン・リペア・マン」みたいな最初の15分間165ドルというのは、やめておいた方が良いかもしれません。

大体ね、私達は最初からヒーターエレメントの交換を頼んでいて、機種も品番もシリアル番号も教えておいたのに、交換部品を持たずに、というか依頼の内容も知らずにやって来て、165ドル取るってどういうこと?

交換部品が届いてからまたやって来て、ヒーターエレメントを取り替えるなんて5分もあればできますけど、再び最初の15分は165ドルということは、最低でも合計330ドルとプラス交換部品代?

ぼったくりでしょ!


ということで、我が家のオーブンは壊れたままです。

新しいオーブンを買うとなると、我が家の場合はキッチンに作り付けの場所にちょうど入る大きさのオーブンがあるかどうかも不明ですし、あったとしても設置してもらう工事費用もかかるわけですからね、1000ドル以上はかかるでしょう。


見た目はおしゃれっぽいですが、古くて壊れまくる我が家のオーブンです。ドアはあそこまでしか開きませんが、あれだけ開けば特に困りません。

オーブンの上にあるのは、今年の8月に買ったばかりの新しい電子レンジで、向こう側にはいつ壊れても不思議はないオーブントースターが見えています。

やっぱり、新しいヒーターエレメントを買って自分で交換するのが一番安上がりですね。今1000ドルの出費は困りますから。だってね、カローラの車輪の交換が必要かもしれないんですよ。タイヤの空気が抜けるんです。先日、娘が運転中にホイールキャップを無くしたあの車輪のタイヤです。

何が問題なのか、修理に出してみないと分かりません。ホイールのリム部に歪んでいるところがあるで、ホイールごとの交換が必要かもしれないと思っているんです。

カローラの修理は優先順位が一番上ですからね、今新しいオーブンを買うわけにはいきません。

それにしても、本当に次々とものが壊れます。


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