毎年、税制年度末の6月が近づくと、いろんな所で道路工事が始まります。各地方自治体は予算を使っておかなくちゃあいけませんからね、そこら中で舗装修理とか路肩修理とかが始まるのです。
私達が住んでいる地域は、道路は大変良く整備されていて直すところなど無いだろうと思うんですけど、やっているんですよねえ。道路工事業者の皆さんは大忙しですよ。
うちの夫が勤めるツールショップも大忙しです。
ツールショップの客のほとんどはトレイズマン(Tradesman)と呼ばれる人達で、建築工事関係の仕事をする人達をはじめ、道具を必要とする職業の方々です。
仕事に必要な道具は必要経費ですから、6月中に買った道具の代金は今年度の必要経費として計上できます。その節税効果のために、どうせ必要な道具は今年度中に買っておこうと考える人が多いのですよ。
ということで、大きな売上増が見込める6月には特別セールもおこなわれますが、必然的に営業時間を延長することになり、夫の勤めるツールショップの最終週の営業時間は、朝7時から夜8時までです。
普通なら早番と遅番の交替勤務になるはずが、こういう忙しい時期にスタッフが辞めたりしたもので、夫は連日13時間勤務となっています。
自分のトラックを使って商品の配達もやっています。
勤める店舗が我が家から遠くて1時間近くかかるので、朝は5時半頃に家を出て帰宅するのは9時を過ぎます。
そして、最終日の6月30日は、夜10時までの営業なんですって。
「そんなに長時間お店を開けてお客が来るわけ?」
「結構来ます」
「夜の8時とか9時とかに来るの?」
「結構来ます」
そんなに来るのか…
トレイズマン達が買って行くツールというのは、どれも結構な値段がしますから、売上もすごいらしいのですよ。
建築ラッシュが続くメルボルンでは、建築工事関係の皆さんは常に仕事が忙しいし、道路工事の皆さんも忙しいし、しっかり収入のあるトレイズマン達は必要なツールにはお金を惜しみませんから、ツールショップも儲かっているわけですね。
最終週は休日無し。早朝から夜遅くまでの長時間勤務で、おじさんの夫は体力的にも若いスタッフと同じようにはいかず、大変お疲れの様子です。
口唇ヘルペスが出そうだと言っています。
出るでしょうね。過労の時には必ず出ますから。
ランチは食べそこねることが多いそうです。晩ご飯は、ピザとかスブラキとかパイとかを買って食べているそうです。
毎年のことなんですがね、本当に6月の終わりは大変そうです。
それでも、今日は29日ですよ。6月は明日で終わりです。7月になれば、パタリとお客は来なくなり、暇になるので休みも取りやすくなります。余分に働いた時間分は休暇をもらって休めるんだから、昼寝三昧も可能ですよ。
あと二日です。
頑張ってください!
それにしても、視力が落ちているうちの夫。すでに左目は見えなくなっていますから、暗い時間帯の運転は心配なんですが、来年の6月にはどういうことになっているでしょうか。
商品知識がずば抜けている夫は、運転ができなくなってもできることはたくさんあるから、コンピューターのモニターが見えるうちは働けると言いますが。
早朝出勤夜遅く帰宅の送り迎えを、私がやっている可能性があります。もしそうなったら頑張るしかありません。
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