忙しかったり具合が悪かったり、脳みそが疲れていたりして、晩ご飯の献立を考えられない時がありますよねえ。
作る元気もない時は、我が家の場合はピザを買ってくるしか選択肢が無いです。以前は、フィッシュ&チップスとかギリシャ料理とかの選択肢があったのですけど、山の中の集落みたいな所に住んでいますから、近くにそういうお店がありません。
本当はあるにはあるんです。フィッシュ&チップスやスブラキなどを売っている店ですが、中国人経営なんです。以前住んでいた所では、ギリシャ人家族がやっている店で本当に美味しいフィッシュ&チップスやスブラキを買って食べていたので、その中国人のお店の食べ物はクオリティーがちょっと無理というのがあるんです。
それはともかく…
まだ晩ご飯を自分で作る気力と体力はあるんだけど献立を思いつかない時、あるいは考えるのが面倒くさい時、私のお助けメニュートップ5というのを以前記事に書いたことがあります。
カレーライス
スパゲッティボロネーズ
親子丼
オーブンで焼くお好み焼き
考えなくても作れる私のお助けメニューですけど、ご飯を炊いたりパスタを茹でたりキャベツを千切りしたりと、手間がかからない料理というわけではありません。
この4つを全部まとめてかかっても太刀打ちできない最強のお助けメニューというのがあります。そして、うちの夫が大喜びするのは間違いなしという。
その最強メニューというのは、
肉を焼いたのと野菜を蒸したの!
昨夜それにしました。
何だか疲れちゃって献立を考えるのが面倒くさかったし、娘はクラヴ・マガのトレーニングがあると言って外出したし、私はお昼に作ったちらし寿司を食べ過ぎて晩ご飯は欲しくなかったし。
晩ご飯は男達の分だけ作れば良かったのでね。
そこで、蒸し器付きの2段式片手鍋を取り出して、ニンジンを切ったのを入れ、ブロッコリーとカリフラワーの房もいくつか入れて、肉厚の赤パプリカ(Capsicum)も乗せてから、蒸し始めました。もちろん味付けは無しです。
野菜を蒸している間にフライパンで肉を焼きます。昨日は鶏もも肉しか無かったので、それに塩コショウをふって焼きました。
肉が焼けた頃には野菜も蒸し上がって、ハイ晩ご飯の完成です!
息子はキッチンで、夫は居間のソファに座ってテレビを見ながら食べていましたが、「うむむむ」とか「ほほほお」とか声が出ている夫。どうやら晩ご飯を堪能している様子です。
美味しいものを食べている時には喋りませんからね、私も黙って座っていましたけど。
最後にお皿に残っていたカリフラワーにフォークを刺して、口に運びながら夫が私を見て言いました。
「蒸した野菜というのはなんでこんなに美味しいんでしょうねえ!」
「美味しかったですか?」
「もうサイコーですよ!」
「塩もコショウもふりかけずに…」
野菜は味付けなしで蒸しただけですから、食べる時に自分で塩コショウをふりかけて食べるのですけど、昨夜は塩コショウもせずに、ただ蒸しただけの野菜をご堪能になった夫。
感謝されて作った私も作りがいがあるというか、いや、作りがいもクソもないんです。
こんな楽ちんな料理はないんですよ!
それなのに、いつも心の底から喜んでもらえるんですから。
なんと言ったらいいのでしょうか。
肉を焼いたのと蒸し野菜の晩ご飯は、もっと積極的に作っても良いんですけど、子供達には不人気なのでございます。私もね、肉をただ焼いたのと蒸しただけの野菜というのは、時々ならいいですけど、しょっちゅう食べたいものではありません。
でもね、困った時にはコレですよ。
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