一番大きいのは直径が5センチくらいあります。
柚子の木は、植木鉢に植えているせいで、気温が45度を超えるような酷暑の日には暑さの影響を受けやすいです。熱い強風が吹き荒れたりすれば葉っぱは枯れるし、ゴールワスプにやられた枝もあります。
それでも、昨年は一つ小さな実を付けてくれました。その小さな実でお吸い物を楽しみ、七味も作ったのですよ。あんなに美味しい七味は初めてでした。
下の写真が昨年の実です。
そして、今年は3個も実をつけてくれたのです。鉢植えの小さなヒョロヒョロの木なのに。
早速1個を使ってお吸い物を作りました。
ささ身のお吸い物です。
緑の葉っぱは三つ葉ですよ。何年も前にオンラインで種を買って育てたのが、毎年毎年こぼれた種から育ってくれるのです。たくさんは出来ませんが、お吸い物や茶碗蒸しに入れるくらいは出来ます。
お吸い物に使った残りの皮は薄くむいて、新しい七味を作るために乾かしています。種も洗って乾かしています。
柚子の汁はたくさん取れませんでしたが、レモン汁とミツカン酢で作った自家製のポン酢に加えましたら、いい香りがしています。
うちの夫や子供達は、柚子の香りに特別な思いがありません。レモンやライムと同じ、ただの柑橘系の果物のにおいでしかないようです。
私は、柚子と言えば祖母を思い出します。
私の祖母の家には大きな柚子の木があって、毎年使い切れないほどの柚子の実がなるので、祖母は私達家族に袋一杯の柚子をくれたものです。私達も使い切れないのでお風呂に入れたりしていました。
祖母は柚子のジャムを作って私達にくれたのですけど、私は柚子のジャムは好きではありませんでした。今あの柚子ジャムをもらえたら有り難くいただくんですけどね。
それから、必ず思い出すのは、母が作ってくれたハモという魚のお吸い物です。ハモのお吸い物と秋の八幡神社のお祭りをセットで思い出すので、きっとお祭りの日に作っていたのでしょう。ハモのお吸い物は特別でした。一切れの柚子がそれをさらに特別にしていました。
残っている2個の貴重な柚子は、皮はいつでもお吸い物に入れられるように冷凍しておきます。汁はポン酢に足して、種は洗って乾かします。
でも、もう数日は、この実を眺めていたいです。
種を土に蒔くのはいつ頃がいいのでしょうね。四季があっても無いに等しいメルボルンでは、いつ蒔いても大差はない気がします。家の中で育てるのですしね。
芽が出るといいなあ。
楽しみです。
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