この場合は「匂い付き」でも「香り付き」でもなく、「臭い付き」でなくてはいけないのです。
先日の長期停電中、ろうそくには大変お世話になりました。お世話になりましたが、使ったろうそくの臭いには全く閉口したのです。
停電の時のために買っていたろうそくはありました。ごく普通の白い20センチ位の長さのディナーキャンドルというやつです。ところが、ろうそく立てを持っていないので空き瓶などを利用するしかないため、ろうそくが必要になる度に使うのを躊躇するのです。
ティーライトキャンドルという小さいのも一箱買っています。今まではこれをよく使ってきましたが、照明として使うには明るさが足りません。ティーライトキャンドルの明かりでお料理は出来ません。
いずれにしても、これまで停電が長引くことはなかったので、それほど困ることはなかったのです。
今回の長期停電では、ティーライトキャンドルに加えてガラス容器に入ったろうそくも使うことにしました。ガラス容器入りのろうそくは4個ありましたが、どれも頂きものでした。
そして、どれも香り付き(Scented)だったんです。
1は花の香り。濃いピンク色でにおいは強めです。
2はバニラクッキーの香り。まさにバニラクッキーのにおいがします。
3はジャスミン&ビャクダン(Sandalwood)の香り。これは香りがそれほど強くなくて悪くないです。
4はココナッツ&ライムの香り。これはなんと言いますか、激烈なタイカレーのにおいと言ってよろしい。
もらっても全く嬉しくなかった香り付きろうそくですが、捨てるに捨てられずそのままにしていたら、役に立つ時が来たと思いました。どれもティーライトキャンドルの2倍は明るかったです。
ところがね、一つ一つが強いにおい付きなわけですよ。それぞれ全く異なるにおいです。それを同時に使うとね、得も言われぬ耐え難い臭いが部屋に充満するのです。
ずっとそこにいるとだんだん気にならなくはなりますが、しばらく別の部屋にいて居間に入ってくると「うへっ!」と思うレベルでした。
ですから、当然のことですが、仕事から帰って来た娘や夫は、玄関を入るなり、
何この臭い!
ということになりまして。
夫から「臭いろうそくはやめて欲しい」とのリクエストが出ましたが、確かに臭過ぎると私も思いました。
最も臭かった4の激烈タイカレーは、我慢できるレベルを超えているので使用不可能と判断しました。誰にもらったか覚えていませんけど、あれはもうゴミに出すしかありません。
2のバニラクッキーも、お好きな方はいらっしゃるでしょうけど、私達には不快なにおいです。ろうそくからバニラクッキーのにおいがするのは、気持ち悪いですよ。
ゴミに出すことの罪悪感から捨てることは躊躇しましたが、将来またあの臭いを我慢しながら使うのかと考えると、やはりゴミに出すしかありません。
1の花のにおいはそれだけなら不快とは言えないし、3のジャスミン&ビャクダンは、においが強くなくて私の好みの香りなので、この2つは雰囲気を楽しむ時のためにキープします。
廃棄することにした2つは、中身を掘り出して容器だけを使おうかとも思ったのですけど、ティーライトキャンドルを入れるには深すぎるし、使い道がないのでやはりゴミに出します。ガラス容器だけをきれいにしてリサイクルに出しても、ガラスのリサイクルは出来ていないと聞きますから普通ゴミです。
次の停電に備えて、ろうそく立てがなくても立つ太くて芯が大きくてにおいが付いていないろうそくを買っておくことにします。
広い地域で停電はまだ続いています。何千もの世帯がまだ電気のない暮らしです。私達が住んでいる集落の中にも停電したままの家が何十軒もあります。
停電中にはろうそくには助けられましたが、バッテリー式のランタンはろうそくよりも遥かに便利なので、予備のバッテリーを用意して長時間使えるように備えておく必要があります。
このランタンにはUSBポートがあったので、スマートフォンの充電にも使えました。
スマートフォンは家族間の連絡や情報収集に不可欠なので、長期停電した時に充電するための道具を準備しておかないと困りますよ。
息子が持っていた大型バッテリーのUSB充電器は大変役に立ちました。家族全員のiPhoneを充電できました。しかし、停電が長引いてそのバッテリーが切れてしまっては話になりません。
ジェネレーター(発電機)は、もしもの時の備えとして大変オススメです。大きな音がしますし煙が出ますから、使用する場所が無いと使えませんが。
結構な値段がしますけど、私達が住んでいる地域は、短期(半日とか)の停電はしょっちゅうなので、使用頻度は高いんです。
バッテリー式の照明器具、USB充電器、ジェネレーターの3つに大変助けられました。
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