現在一時帰国中のドバイ在住の義妹が、滞在していた父親の家からヒールズビルという町に住む母親の家に行く途中に我が家に寄ってくれまして、一年半ぶりに会ったんですけど、その義妹が私を見るなり「アハハハ」と笑って「I like your COVID fashion(その新型コロナファッションいいわねえ)」と言ったんですよ。
この場合の「COVID Fashion(新型コロナファッション)」と言うのは、アレよね、ロックダウンでどこにも行けない、仕事も在宅ワーク、どうせ誰にも会わないんだからと着る服に気を使わなくなった人達のダサいリラックスファッションを指していることは明白です。
その時の私は、ユニクロの黒い長袖Tシャツと白黒縦縞模様のドレープジョガーパンツを着ていました。一応コーディネイトしていたんですよ。ダサいとは言えないと思うんですけど、その上に花柄のエプロンを付け、その上にネイビーの袖なしカーディガンを羽織っていました。
縦縞と花柄がぶつかっていたわけだな。
黒い服を着る時は黒の靴下を履くんですけど、その日はいつもそのセットアップの時に履いている靴下に穴が開いていたものですから、青い柄物の靴下を履いていました。
さらに、ヘアカットしたばかりで首周りが寒かったので水玉模様のスカーフも巻いていました。さらに、綿入りの防寒コートもカーディガンの上に着ていました。
「アハハハ(すごい服装!)」と笑われてから改めて自分を見てみると、
ううん…
確かに全身ちぐはぐミスマッチ。
ちょっといろいろ諦めちゃっているおばさん風。
どうでもいい感が半端ない。
もう少しマシな服装をして簡単なメイクでもすれば気分も変わるのにねえ。毎日毎日二日ごとに同じ服を着ているんですよ、色違いのユニクロの長袖Tシャツとドレープジョガーパンツ。洗濯して乾いたのを次の日に着るという。
考えなくていいから楽ちんだけど、
これでいいのか私?
こういうおばさんにならないようにしたかったんじゃあないのか!
先日、新型コロナがファッショントレンドを変えたという記事をどこかで読みました。
ロックダウンで家で過ごす時間が増えましたから、人々は部屋着に関心を持つようになったでしょ?部屋着で最も重要なことは快適であるということです。しかし快適ならそれで良いわけではなくて、やはりおしゃれ要素も欲しいわけですよ。
というわけで、スタイリッシュで快適な部屋着というのが一つのファッショントレンドになっているそうです。
快適でスタイリッシュな部屋着が欲しいような人達は、快適でスタイリッシュなスリッパも欲しいんです。だからおしゃれなスリッパが売れているそうです。
楽ちんで快適な部屋着とスリッパに慣れちゃうと、外に出る時もやはり快適な靴を履きたくなるということで、靴のトレンドはスニーカーだそうです。
ファッショントレンドのキーワードが「リラックス」「楽ちん」「コーズィー(心地良いこと)」なのだそうですけど、私が着ている服はまさにそれなんですよ。
ただ二日おきにずっと同じものというのがアレだし、その3つのキーワードだけにフォーカスしちゃってるのがねえ。
誰にも会わない、どこにも行かないという暮らしに慣れすぎて、着るもののことをあれこれ考えるのは、やっぱりメンドー臭いというのが先に立つんだなあ。「どうでもいい」と積極的に思っていないけど、朝「今日は何を着ようかな」なんて考えることは確かに無いし。
ちなみに、今日から25キロ圏ルールは無くなり、メルボルン市民が都市圏を出ることもできるようになりました。スキー場に行くには検査の陰性証明が必要だそうですけど。
世帯間の交流も一日2人まで可能です。
どこかに行きたいなあ。どこかに行くとなれば、やはり何を着て行こうかと考えますよ。
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