2021年5月30日

帰って来た義妹

寒い朝です。

今朝は気温が0度でした。真冬でもめったにない気温です。もうすぐ6月ですしね、メルボルンは冬なのです。

こんな寒さのメルボルンに、気温40度超えのドバイから義妹が一時帰国しました。

海外在住者の帰国が大変困難になっているという話を聞いていましたから、どうなることかと気をもんでいましたが、金曜日の夜にメルボルンに到着しました。

海外在住者の帰国が困難なのは様々な理由がありますが、新型コロナのせいで運航している航空便が限られているので、航空運賃がバカ高くなっているのに加え、鎖国政策のオーストラリアは感染状況次第では特定の国や地域からの入国を突然禁止したりするものですから、予約していた便がキャンセルになるということがよくあるのだそうです。

予定通り運航されたとしても、帰国者が新型コロナのPCR検査で陰性を証明しないと飛行機にに搭乗できないわけですし、それに加えて搭乗直前に短時間で調べられる抗原検査を受けて陰性でなければならない場合もあるそうです。

飛行機に乗る前に相当な努力と忍耐が必要なわけですよ。

無事に入国できた義妹ですが、空港からは隔離用のホテルに直行でした。そのホテルの部屋で2週間を過ごさなければなりません。その2週間の滞在費用は、食事も含めて全額自己負担だそうです。

一体どれほどの費用がかかるのか…

経済力がないと帰って来れませんね。

そこまでして帰って来た義妹ですが、ホテルの部屋で2週間の隔離に耐え、検査で陰性となって無事にホテルから出てきた後、家族や友達に会ってしばらくメルボルンで過ごした後、再びドバイに帰っていくのです。

ドバイに帰るには、再び検査やらいろいろあるのでしょう。

大変です…

義妹がここまでして一時帰国することにしたきっかけは、父親に心臓の問題が見つかって手術をするかもしれないという話があったからだそうです。その父親は手術はしないことになりましたが。

せめて、彼女の滞在が楽しく心温まるものになるように、私もできることをしたいと思っています。一時帰国中もリモートで仕事をしなければならないので忙しいでしょうけど、できるだけゆっくりしていってもらいたいです。


ところで、ホテルでは食べ物を買うにも飲み物を買うにも自腹で注文しないといけないらしいので、ロックダウンが終わったら何か差し入れに行こうかと思ったら、そういう事はできないんですって。

そもそも関係者以外は、そのホテルには入れないのです。

当然といえば当然です。

昨日はメルボルン空港に到着した帰国者から2人感染者が見つかっています。隔離用のホテルは感染のリスクが大きいわけですからね、家族が差し入れに行ったりできないのです。

義妹は、ホテルの部屋で一人、2週間耐えるしかありません。リモートで仕事をしなくてはいけないそうですから、仕事は退屈しのぎにはなりますね。Zoom で家族や友達と顔を見ながら話もできますから、2週間はすぐに過ぎるでしょう。

少し心配なのは、ロックダウンが予定通り1週間で終わるかどうかです。

せっかくここまでして一時帰国したのに、ロックダウンが続いて行動が制限されると残念ですからね。別世帯間の交流禁止なんかになると、せっかく帰ってきたのに誰にも会えないじゃあないですか。

昨日の時点で感染者数は45人となっています。ゼロだったのに、あっという間に45人ですよ。ロックダウンの効果が出ることを祈っています。


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