2021年5月10日

母の日と奮発した鮭

昨日は母の日でしたけど、うちの夫はいつものように仕事。娘はいまだにご機嫌が悪くてツンケンしていて、息子からは母の日のプレゼントをもらいました。

もらったのは、

ウォッカ 700ml 入りを1瓶!

お母さんへのプレゼントにウォッカが良いと考えたというのは、ちょっとどうなの?

私ね、最近は強いお酒は飲んでいないんですよ。弱いお酒も飲んでいません。大好きだったスパークリングワインですら、飲んだ後に何だか気分が悪くなるので、最近はビール党なんです。それもノンアルコールのビールがお気に入りなんです。

ウォッカはありがたくいただきましたけど、「来年はお酒はやめてね」と言うのを忘れないお母さんなのでございました。言われた息子は、気分が良くなかっただろうな。

さて、母の日くらいは一日のんびりと過ごしたいところですが、昨日は「車がある日」でしたから食品の買い出しに行かなければなりませんでした。

面倒くさかったけど、「車がある日」」に行っておかないと後で困りますから仕方がありません。

娘も買いたいものがあると言うので、私が運転して一緒に行きました。

「今日はアンタが晩ご飯を作ってくれるの?」
「まだ考えてない」
「買いたいものって何なの?」
「いろいろ」

ご機嫌が悪いですから車内には緊張感が溢れ、私が話しかけても返ってくる言葉にはトゲがびっしり生えている感じなのでございました。

それでも、母の日なんですから、娘が買う予定の「いろいろ」の中には晩ご飯のご馳走の材料も入っているに違いないと期待していたのですけどね。娘が買っていたのは自分のランチ用の材料と勤めているクリニックに持って行くケーキを焼くための材料と「牛の心臓」と「豚の足」でした。

「ちょっとお、それって今日の晩ご飯?」
「ノー」

買い物中もツンケンしていて私と一緒に行動せず、勝手にどこかに行ってしまうので困りました。娘は晩ご飯を作る気など無いということが分かりましたから、ご馳走は自分で作るしかないのだと思い、奮発して鮭の大きな切身を買いました。

オーストラリアでは魚やシーフードはバカ高いんです。いつもスーパーの鮭の薄い切り身のお得パックを買いますけど、1切れが薄くて小さいので物足りないのですよ。

父の日とか夫の誕生日には、いつも大きな肉の塊を焼いているんだから、「母の日くらいは魚屋で大きい切り身を買ってやる!」と思いまして。

魚屋のガラスケースの中に並んでいる切り身のうち小さめの切り身を4切れ買いました。重さを量ると、何と1キロ近くもありました。

家に帰って袋から出すと、ケースの中では小さめに見えた切り身は、思った以上に大きくて分厚かったです。1切れが250グラム近くあるのですからね。

一番好きなのは塩焼きですから、たっぷりめに塩をしておきました。

鮭以外には、ポテトのチーズ焼きと完熟トマトとアボカドのサラダと蒸し野菜を作りました。デザートには前日に作ったチョコレートケーキがありました。

塩をして焼いただけの鮭は、やはりさすがに大きすぎて食べきれませんでしたよ。食べるのが遅い息子が一人だけ、みんながテーブルからいなくなった後も延々と食べ続けて完食しましたが、私も娘も食べきれず、一番大きい一切れをもらったうちの夫も食べ切れず、三人が食べ残した鮭は夫の翌日の弁当となりました。

次回は少し大きめの切り身を2切れ買って4人分に切り分けた方が良さそうです。

ご機嫌が悪くてツンケンして、買い物に一緒に行っても自分勝手な態度を取り、晩ご飯もデザートも作らず、母の日のプレゼントも何もしなかったうちの娘は、夕方私が一人キッチンで晩ご飯を作っているのを見て、少し罪悪感を感じたようです。

当たり前だわ。

そして、おそらく娘が晩ご飯を作っているに違いないと思って帰宅した夫は、私が一人キッチンで奮闘しているのを見てヤバいと思ったのか、「いただきます」を言った後に「母の日にまでこうして僕たちのために美味しい晩ご飯を作ってくれてありがとうございます」と言いましたよ。

来年の母の日は、ぜひ私が洗濯や片づけやゴミ出しや料理をしなくてもいい、のんびりできる一日をプレゼントしてもらいたいものです。

あ~あ!


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1 件のコメント:

  1. 今日、文子さんに会ってブログのことを聞きました。スティーブも元気でやっているらしく、安心しました。ブログ、時々拝見しますね。小川進一

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