場所は昨日の記事に書いたとおり、リングウッド(Ringwood)のコミュニティークリニックという場所です。元々は市役所だったようですが、その建物を現在はワクチン接種場所として使っているのです。
文化会館のカラライカセンター(Karralyka Centre)のすぐ隣りですから分かりやすいです。近くに行くと道路に表示が出ているのですぐに分かります。他の接種場所でも同様でしょう。
駐車場所は限られていますが、私達はすぐ近くの道路に停められました。カラライカセンターの広い駐車場に停めれば駐車に困ることはありません。
建物に入ると、まず最初に体温チェックがあり、手の消毒を求められ、マスクを付けるように言われます。私はユニクロのマスクを付けて行ったのですが、入り口の所に用意してあった医療用のマスクに付け替えるように言われました。
入り口には、医療スタッフ以外に警備員もいました。することがないので退屈そうで、大あくびをしていました。
次は受け付けです。メディケアカードを見せて登録してある情報を再確認します。ここで、2回目の接種予約日を書いたカードをもらいました。
受け付けから矢印に従って進むと待合室があり、間隔をおいて置かれた椅子に座って順番を待ちます。待っている人の数は20人ほどで多くはなかったです。
高齢者は一人もいませんでしたから、高齢者の接種はもう完了したんでしょうかね。
待ち時間20分ほどで番号を呼ばれました。名前を呼ばれている人もいました。担当者が待合室まで呼びに来てくれて、そこから病院の診察室のように区切られた小さな部屋がたくさんある所に連れて行ってもらいました。
それぞれの部屋に担当の医療スタッフが一人ずついて、私と夫は同時に同じ部屋に入って一緒に注射をしてもらいました。
医療スタッフに再びメディケアカードを見せて登録情報を再々確認した後、病歴とか服用している薬のこととかアレルギーのこととかワクチン接種で問題が起きたことがあるかなどを質問されました。
私はアレルギーがいろいろ有るので説明しましたが、どれもワクチン接種の問題になるような深刻なアレルギーではないので安心してくださいと言われました。
次に、起こりうる副反応の問題と、多くの人が心配している例の血栓の問題について説明がありました。
接種するワクチンはアストラゼネカのワクチンで他の選択肢がなかったわけですが、血栓の問題が100万人あたり4〜6人の確率で発生しています。血栓が発生すると、接種の4日後くらいから症状が出るそうです。鎮痛薬でも治らない「これはちょっと普通じゃないぞ」と思うような頭痛や腹痛の症状が出たら、GP(一般開業医)に相談に行くんじゃあなくて直ちに病院に行ってくださいとのことでした。
説明してもらった情報が印刷されたもののコピーをもらいましたので、後で読み返すことができます。
こうした説明を全部聞いた後で「自分の意志でワクチン接種を受けるんですね」と確認され、「はい受けます」と言ってから、やっと注射です。
利き腕ではない左の腕にしてもらいました。肩に近い腕の上の方に注射をすると聞いていたので半袖Tシャツを着て行きましたが、半袖で行って正解でした。腕の上の方が簡単に出せる服で行かないと困りますよ。
注射は、今まで受けたいろいろな注射の中で最も痛くない注射だったように思います。ほんの少しチクッとしたらもうおしまいでした。絆創膏を貼ったりなんかしませんでした。針が細くて血も出ないんですから絆創膏なんて不要なのです。
ちなみに、私は注射をされる時にはあっちの方向を見るんですけど、うちの夫は針が自分の腕に刺さって抜くまでずっと凝視していたんですよ。よく見ていられるなあと思いました。
注射が終わったら、先程の待合室とは別の待合室に連れて行かれ、そこで15分待って何も問題がなければ帰ることができます。15分経ったら名前を呼ばれると聞いていたんですけど、なかなか名前を呼ばれませんでした。
待っている間に誰かが「リチャード」と言ったような気がしたのですが、夫は何も聞こえていませんでしたから、引き続き待っていました。
「リチャード」というのは夫が使っていない名前です。ファーストネームがそれなのです。使うことはないんですけど、メディケアカードではその名前なのです。
ところが20分を過ぎてもまだ名前を呼ばれないのですよ。「どうして呼ばれないんだろう」「忘れているんじゃんない?」「15分以上経っているから帰ってもいいんじゃあないの?」と言う私に、夫は「なんでそんなにイライラするんだ」「名前を呼ぶと言ったんだから呼ばれるまで待て」と言うのですけど、30分経っても名前を呼ばれませんでした。
私達の後から着た人達が次々に帰っていくのに「絶対おかしい」と言いましたら、夫が聞きに行きました。「ちゃんと名前を呼びましたよ」と言われたそうです。
だから言ったんだよ!
耳が遠くなってきているうちの夫に、あの小さな呼び声が聞こえなかったのは当たり前ですね。私がすぐ横で「今リチャードって言ったよ」と言っているのも聞こえていない様子でしたからね。もっと強く言うべきでした。
余分に待たされた15分を差し引くと、到着してから帰るまで約1時間かかりました。
今朝は腕の注射をしたあたりが筋肉痛のように痛いですが、アレルギーの症状も出ず、風邪のような症状もなく、今のところ全く問題無しです。
うちの夫は風邪を引いた時のような気分だそうです。身体の節々が痛いそうです。このような場合に備えて、今日も仕事を休んでいます。お勤めになっていらっしゃる皆さんは、この点は注意してください。
接種場所での写真撮影は禁止されていたので写真は撮っていません。
行って迷うようなことは一切なかったですから安心して行ってください。建物に入る所から出る所までスタッフが案内してくれます。英語が不得意な方は英語ができる誰かと一緒に行った方が良いと思いますけど、それは医者に診てもらいに行く時と同様です。
私の2回目の接種は、3ヶ月も先の8月3日の予定です。
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