現在住んでいる家に引っ越してきたのは、2013年のこと。
この家には開けることができない窓がいくつかあります。現在借りのキッチンとなっている洗濯室兼おトイレ兼バスルームの窓も開けることができません。
窓には開けるためのワインダーがそれぞれ付いているのですが、中にはワインダーハンドルをロックできるようになっているものもありまして。
引っ越してきた際に大量の鍵を受け取りましたけど、どの鍵を使ってもロックを解除できずに開けることをあきらめた窓があるのです。洗濯室兼おトイレ兼バスルームの窓もその一つなのでございます。
これがワインダーのハンドル部分。
ハンドルの横の黒いボタンを押すと、ハンドルがロックされて動かすことができなくなります。ロックを解除するには横の鍵穴にキーを差し込んで回すのです。
これが何十個もあった鍵のどれを使ってもダメだったのですよ。(泣)
この部屋を使うのは、基本的に洗濯機を使う時とおトイレだけですからね、窓が開けられなくてもそれほど不自由することもなく我慢してきたのです、6年間も。
しかし、今は話が違うんです!
私はここでお料理をやっているんです!
気温が40度を超えた先週なんて、野菜を切るだけで汗が滴るほど熱がこもりますから、クールチェンジが来て気温が下がったら、窓を開けて外の涼しい空気を取り入れたいのに窓が開けられないのはつらい。
なんとかしなくちゃ!
こういうことは、うちの夫は得意なんですけど、自分にとって重要でないことはやる気が出ない人ですから、頼んでもやってくれる訳がない。やってくれるなら、この6年間のうちにすでにやってくれていたはずなの。
自分でなんとかするしかない!
そこで、このウインドウワインダーのブランドであるらしい「Whitco」というのをグーグルし、ウェブサイトから取扱説明書をダウンロードしてみました。
仕様が変わっておりまして、我が家にあるのは古い型らしかったのですが、ユニット本体の底に調整用の穴がいくつか開けてあることが分かりましたので、それらの穴からロック解除が行えるはずだと確信いたしました。
ネジを回して本体は簡単に取り外せたのですが、穴の中を見るためには外に出るしかありませんでした。しかし、窓の外には触ると痒くなる植木があって邪魔になるし、重い窓を持ち上げながらの作業は右肩が耐えられず。
仕方がないから、窓に取り付けてある金具も外すことにしました。これがなかなか大変だったんですけど、だってもうネジがカチカチに締まっていて動かせなくてね。チェーンもカチカチに固くなってるし。
それでも、なんとか外せました。
すっかり取り外したユニットの底には、確かにいくつもの穴が開けてありました。まずは鍵のところの穴からロック解除を試みましたけど何も動かず。
ふと黒いロックボタンのところの穴の中の見ると棒状のものが見えましたので、それをドライバーで動かしてみました。
カチャリ!
その音とともに、ハンドルをロックする黒いボタンが外に出て、ロックは解除されたのです。
私って天才!
なんで今まで6年間以上もこんな簡単なことをやってみようと思わなかったのか。何事も夫頼みにしているのがいけないんだわ。これからは夫を頼りにしないで、何事もまずは自分でやってみるという方針で行かなくちゃ。
ウインドウワインダーを元通りに窓と窓枠に取り付けて修理は完了。涼しい風が入ってきていい気持ちです。
ただし、
黒いボタンをうっかり押してしまうと再びハンドルはロックされちゃいますからね、その度にワインダーユニットを取り外し&取り付けというのはしたくありませんから、
黒ボタンには絶対に触るべからず!
ところで、
この作業に必要だったスクリュードライバーですけど、
私が持っているのはどこかでもらった携帯用セット。柄が短くて使いにくいので、普通のドライバーを探しに久しぶりにゴミ屋敷状態のガレージに入ったのですがね、ドライバーのセットなんていう簡単に見つかりそうなものさえ見つからないゴミ屋敷。なんとかマイナスドライバーを一本だけ見つけることができたのですけど。
ドライバーを探しながらガレージ中を見て回っているうちに、
いろいろ見つけてしまいました…
夫の持ち物はさらに激増しております。
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