義弟(うちの夫の弟)がヴィーガンになったそうです。
彼の奥さんが肉食をやめたという話は以前に聞いていましたけど、魚は食べるという話だったのに。まさかベジタリアン(菜食主義者)を通り越してヴィーガンになるとは。
義弟が自ら進んでヴィーガンを選択したとは考えにくいので、奥さんの影響が大きかったのだろうとは思うんですけど。
ヴィーガンというのは「人間が他の動物を搾取することなく生きるべきであるという主義」で暮らす人達のことです。畜産業が環境を破壊しているという考えもあって、彼等は動物性食品を一切摂取しません。
乳牛に対する虐待であるという考えから牛乳も飲まないし、もちろんチーズもヨーグルトも乳製品は一切食べません。卵も食べないし、鶏ガラスープもかつお出汁も避ける。はちみつもダメというヴィーガンもいますね。
ううん…
「ヒト」というのは雑食で進化した動物ですからね、生きるために必要な栄養素を様々な食品から摂取する必要があるのでして、中にはビタミンB12のように動物性食品からしか摂取できない栄養素もあるのですよ。
私はね、ヴィーガン食というのは、自然に反するし、「ヒト」にしかできないものだと思うのです。偽善的だとも思います。
多くのヴィーガンが、工場で激しく加工された食べ物(プラスチック容器や袋入り)を買って食べたり、栄養を補うためだと言ってサプリメントを摂取したりしますからね。
環境への影響を考えるなら、もっと加工されていない食品を食べるべきじゃあないの?
自分達が食べている食品が、他の動物は搾取していなくても、同じ「ヒト」を搾取して栽培・収穫・製造したものである場合があることには気づいているんでしょうか。
食品パッケージの材料を読んで、「ああ動物性エキスが入っているから食べられない!」なんてことを言っているヴィーガンを見ると、私は思ってしまいます。
そんなことを悩めるような恵まれた暮らしをしているんだな…
飢えている「ヒト」にはそんな悩みはありませんからね。
まあとにかく、
義弟家族がヴィーガンになったのは彼等夫婦の選択なのだし、栄養のバランスが充分考慮されたヴィーガン食なら必要な栄養素はちゃんと摂取できるという話も聞くし、ビタミンB12はどうするのかは知りませんけど。
彼等が栄養素と食品についてしっかりと学習し、栄養素不足にならないことを祈るばかりです。
特に幼い娘がいるのですからね。
昨日久しぶりに会った義弟と娘のVちゃんが随分ほっそりしていたので、特にそう思います。
近年、オーストラリアでは、ヴィーガンのグループが牧畜農家の農場を襲ったり、農場の動物を略奪したりという犯罪行為が連発しています。
動物性食品を食べることは「殺人」であるとデモを行い、集会を開き、ヴィーガンに反対する人々とケンカになったり、肉食に抗議してメルボルン市内の主要道路を閉鎖したりして警察ともめたり、とにかくニュースになることが増えています。
そうした彼等の姿は、
まるでカルトの狂信者…
いやでも悪いイメージができちゃうんですよ。
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