英語の「Messy(メスィー)」という形容詞は、ご存知のように「散らかった」「乱雑できたない」という意味ですので、その名詞である「Mess(メス)」は、「散らかった状態」「乱雑で汚らしい状態」を意味するのですが、「Mess(メス)」という名前のデザートがあるのをご存知でしょうか?
英国の文化に詳しい方は、もちろんご存知でしょう。
「Eton Mess(イートン・メス)」という伝統的なデザートは、イギリスのイートン・カレッジ(Eton College)という伝統校に由来があるんだそうです。
男子全寮制の超名門私立ハイスクールであるイートン・カレッジは、お金持ちのおぼっちゃまである俳優のエディ・レッドメインが、ウィリアム王子と同級生だったことでも知られますがね。
なんでも、この学校で出されていたデザートがイートン・メスの始まりで、イチゴとメレンゲと泡立てたクリームを混ぜて作られるそれは、見た目もグチャグチャしていて「Mess(メス)」なんですけど、男の子たちはこれをさらにグチャグチャと混ぜて食べたから「メス」だとか。
本当の名前の由来は、名付けた人に聞かないと分かりませんがね。
このデザート、私は食べたことがないけれども、オーストラリアが誇るデザート「パヴロヴァ」(ニュージーランドも誇っているけど…)と基本的に材料は同じなので味は容易に想像がつくわけです。
さて…
先月から、いつまで経っても収穫が終わらないパッションフルーツをせっせと食べ続けている我々ですが、昨日は「イートン・メス」にインスパイアされてこういうデザートを作ってみました。
マンゴー & パッションフルーツ・メス!
やや、小奇麗にまとまりすぎて、グチャグチャ感が足りません。
<作り方>
メレンゲを小さく割って、泡立てたクリームとマンゴーの果肉を小さく切ったのを混ぜ合わせ、マンゴーの種の周りに残った果肉をスプーンでこそぎ落としてピューレにした(潰してドロドロにした)のとパッションフルーツとをグラスに盛り付ける。
既成品のメレンゲを買ってくれば、あっという間に作れます。
そしてですね、これがもうちょっと筆舌に尽くしがたいほど美味だったので、どうぞお試しください。
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