2019年3月3日

精神疾患を扱う漫画

昨日、ニュースサイトからのリンクで、ある漫画を知りました。

龍たまこさんがお描きになった「規格外な夫婦 〜 強迫症夫と元うつ病妻の非日常な日常」という漫画です。コミカルな絵の雰囲気が病気を理解してもらうのにとてもいいなあと思いました。

「うつ」は私自身が経験していますし(いまだに抗うつ薬を服用中)、龍たまこさんが漫画の中にお書きになっている病気の当事者やその家族へのアドバイスも的を得ていて感心しました。

「強迫性障害(OCD: Obsessive–Compulsive Disorder)」というのは、不安障害に分類されています。不安障害というのは、同様の症状を生み出す複数の疾患の連続性に注目して、最近では強迫性スペクトラムとして研究されていますが、このスペクトラムには自閉症、アスペルガー症候群、チック、トゥレット障害、抜毛症、皮膚むしり症、自傷行為、身体醜形恐怖、摂食障害、依存症などが含まれるそうです。

うちの娘は、小学校の高学年で始まった抜毛症の後、摂食障害や自傷行為、パニック発作など、この障害で苦労しました。現在も完治しておりませんで、不安が強いと様々な症状が出ます。

ちなみに、うちの夫は双極性障害2型です。

精神的な疾患に対しては、いまだに偏見があったり誤った情報が治療の障害にもなっています。こうした漫画で理解が広まれば良いことです。

うつ病に対する理解促進に大きな功績があった「ツレがうつになりまして」という漫画のことは、本ブログでも書きましたが、この漫画は私が書架に所蔵する唯一の漫画本です。

私がうつから回復しかけた頃にアマゾンで買って泣きながら読み、さらに回復して行く間に何度も繰り返し読みました。

最近は、こうした精神疾患を扱う漫画が増えているようですね。毒親関連の漫画もたくさんあるようです。私も、昨年「酔うと化け物になる父がつらい」という漫画のことを知り少し読みましたが、あの漫画は痛すぎました。

自分が経験したことのフラッシュバックを引き起こすだけではなく、私が覚えていないトラウマを呼び起こしそうな恐ろしいドロドロした感覚に襲われ、「これはヤバイ!」と思いましたので読むのは止めました。

龍たまこさんの漫画は、私の経験に照らしてみると作り話でも誇張した話でもありません。興味がある方は、龍たまこさんのブログサイトインスタグラムから読むことができますよ。


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