2019年3月10日

予期せぬ事態とパニック障害

うちの娘は、ハイスクールを卒業した頃にパニック障害が悪化して家から出られなくなり、大学に通うことができるかどうか大変心配されました。

精神科医や心理カウンセラーの力を借りながら、私と一緒に少しずつ家の外に出る練習を重ね、バスや電車に乗る練習を続けまして、3月の大学スタート時にはまだ一人では行けなかったのでお母さんが通学に付き添うという苦労もありましたけど、何とか一人で通学できるようになりました。

大学生活に慣れて、親しい友達もでき、バスや電車でパニック発作を起こすことはなくなっていたのに。

ああ…

今年の夏休みに一人でクイーンズランドに住む友人を訪れた際に、予期しなかったハプニングが連発して不安と緊張が限界を超えてしまったのか、それ以降、再びバスや電車が不安を引き起こすようになりました。

それでも、大学までの通い慣れた道は、同じ駅で乗り降りし、同じ場所で路面電車も乗り降りするのだから何とかなっていたのに、先日電車が止まって代わりにバスが乗客を運ぶということがあって、そういう予期しない事態がパニック発作を引き起こしたようです。

今日は日曜日。

メルボルン市内でデートだと言って出かけましたが、日曜日はバスが殆ど走っていないので、駅までは珍しく日曜日に仕事が休みで家にいた夫が送っていきました。ところが、電車の代わりにバスが運行している区間があったようで、パニックとなった娘から助けを求める電話がかかってきました。

夫は、自分自身がかつて同じ症状のパニック障害で苦労した経験があるので、思いやりがあるというか娘には優しいというか、先程どこかの駅で具合が悪くなっている娘を迎えに行きました。

家に連れて帰るのか、デートの場所まで送っていくのか。

今日は夫がいて助かったけど、パニック発作で具合が悪くなっている娘と一緒にいると、私は一緒に具合が悪くなってしまいます。でも、助けてと言われたら助けに行ってやらないといけませんから、実はとても大変なのです。

娘は、家から駅までは誰かが車で送り迎えをし、駅から大学までは電車と路面電車を乗り継いで通っているのですが、片道1時間はかかります。

メルボルン大学に近い所に住めたら一番いいのかもしれないけど、私達にはそんな経済力はありません。

パニック障害は治る病気のはず。

治って欲しいです。


お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿