2019年3月17日

言論の自由にかこつけ

昨日の記事で言及したオーストラリアの連邦政府の議員というのは、この男フレイザー・アニング(Fraser Anning)上院議員です。

一昨日、ニュージーランドのクライストチャーチ市で起きたイスラム教徒を狙ったテロ事件の原因が、ニュージーランドの移民政策にあると、イスラム教徒の移民や難民を受け入れるからこういう事になるんだみたいなことを発言したのです。

この議員に批判の姿勢を見せようとした17歳の少年に卵をぶつけられた際の、この男の行動をご覧なさい。


躊躇なく殴りかかっていますよ。

怒りはすぐに暴力で仕返し!

ああなるほど、やっぱりそういう人間だったか。

この男は上院議員ですからね、議会で発言をする機会があるわけです。それをテレビが全国中継したりするわけです。

白人至上主義の思想を、議会で発言し、国民に届けることができるんです。

選ばれた議員なら、当然の権利ということなんでしょうか?

極右なり極左なり、偏った極端な思想を持つ人達が、言論の自由にかこつけて非常に危険な発言を繰り返し、それがテレビやインターネットを介して広がっていくという事実を、今一度議論しなければなりません。

これでいいの?許されることなの?

ヘイトスピーチ(Hate Speech)すなわち集団や個人を憎悪して、差別したりけなしたりする発言も「言論の自由」として認められるべきなの?

どこかの国では大統領が先頭に立ってヘイトスピーチを繰り返していますけどね、

それは違うでしょ!


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