前菜も晩ご飯も和食っぽいものを出しましたが、デザートとなるとなかなかそうは行きません。何しろ、日本にはデザートという文化がない。
食後に果物を食べることはあっても、「これが日本の伝統的なデザートだ!」というものはないでしょ?
お茶菓子文化は世界に誇れるものがありますよ。でも、和菓子は晩ご飯の最後をしめくくるデザートではないのです。
ということで…
最近レシピサイトに載せたデザートで、一般的なオーストラリア人の口にあうもので、簡単に作れて美味しくて、うちの家族にも好評だったものを探しまして、「ブラック・フォレスト・トライフル・デザート(Black Forest Trifle Dessert)」を作りました。
これなら誰もが美味しく食べてくれるだろうと。
ところが、
一口二口食べて食べるのを止めてしまったのが、エクリーさんの下の娘のCちゃん。ハイスクールを卒業したばかりで今年から大学生です。Cちゃんと呼ぶのは似合わないくらいにすっかり大人っぽくなりました。
そう思って気がついた。
Cちゃんは、
フルーツが嫌いなのだった!
このデザートにはダークチェリーが入っていたのです。
Cちゃんは幼い頃からフルーツ全般が嫌いで、私達のようにフルーツが大好きな者にとってはとても不思議だったのです。イチゴもブドウもピーチもチェリーも、バナナもパイナップルもキウイもリンゴも、ブルーベリーもラズベリーもリンゴもオレンジも、フルーツが嫌い。
アレルギーがあるとか、皮をむくのが面倒だとか、そういうことじゃあなくてですね、フルーツは嫌いだと言って食べようとしない子でした。
子供の頃に嫌いだった食べ物も、成長とともに食べるようになることはありますが(例えば野菜嫌いだったうちの息子が今では大抵の野菜を食べるように)、Cちゃんがいまだにフルーツが嫌いだったとは驚きでした。
こんなに美味しい物のどこが嫌なのか良く分かりませんけど、コリアンダー(香菜 / パクチー)の味・香りを美味しいと感じる人と臭いと感じる人の違いがDNAのレベルであることを考えると、フルーツの味を不快に感じる人もいるのだろうと思います。
とは思うけど、
やっぱり不思議です。
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