2019年1月8日

動画の説明通りにやってみたが

私は時々パンを焼きますので、パントリーには必ずパン用の強力粉があるのですが、先日YouTubeで見つけた普通の小麦粉で作るパンというのが気になりまして。

「All Purpose Flour」というのは何にでも利用できる多目的の小麦粉のことですから、オーストラリアだと「Plain Flour」というふくらし粉の入っていないやつがこれに当たります。もちろん、グルテンは低め。

この小麦粉とほんのわずかなイーストと塩と水だけで作れるラスティックなパンというんだから、作ってみたくなるじゃあありませんか。

発酵させるのに一晩かかるんですけどね、その間は寝ているんだからどうでもいいことだし。

YouTube動画のレシピは小麦粉を1キロ使っていましたが、半分の分量で作ってみました。半分って言ったって小麦粉500グラムですからね。少し足りなくて強力粉を足しました。

  <材料>
  普通の小麦粉 500グラム
  ドライイースト 小さじ1/8
  塩 小さじ2
  水 400ml

これらを混ぜて生地を作り、ラップをして20分発酵させたら、端っこの方を持ち上げて中央へ持ってくるという「折り込み」を4〜5回繰り返すのです。

生地が手にくっつきますので、手を少し水で濡らしてやります。

再びラップをして20分発酵させて同じことを繰り返す。これを4回やります。4回目が終わる頃には生地は滑らか。


再びラップをして寒くないところに置いておきますと、朝には(動画では12時間後と言っていたけど)泡がブクブクでボウルから溢れそうなくらい膨らんでいます。

たったあれだけのイーストでこんなに発酵するんだ!

これを打粉をした台(私はオーブントレーを使用)に取り出します。生地が手にくっつきますが、今度は水じゃあなくて小麦粉を打ちながら取り出します。

これを再び端っこの方を持ち上げて中央へ持ってくるという「折り込み」によって成形したら、ひっくり返して発酵用のバスケットに入れると言うんですけど、そんな物は持っていませんので、普通のボウルにしっかりと打粉をして入れて、50分待ちます。

その間にオーブンを240度に加熱。

さて、ここでダッチオーブンという鍋が必要になるんです。

YouTube動画では真っ黒のキャストアイロン鍋を使っていましたけど、そんな物は持っていないので、ル・クルーゼのキャストアイロン製鍋にそっくりなALDI製(超安い)キャストアイロン製鍋で焼くことにしました。

ボウルから取り出した生地を鍋に移しますと、先程折りたたんだ側が上に来るのでパンがいい感じに割れるんですね。

240度で30分焼くとラスティックなパンの焼き上がり!

のはずが、30分後に取り出すと、

どうしたんだ!

真っ白け!

全然焼けていないじゃないか。やっぱりあの真っ黒のダッチオーブンという鍋でないとダメなのか?

実はこれ、オーブンを予熱する時にダッチオーブンを中に入れて一緒に予熱する必要があったらしい。

仕方がない、もう10分焼こう。

10分後、

まだ全然色が付いていない!

仕方ない、フタをとって焼こう。

15分後、

やっといい感じに色が付きました。(鍋をオーブンに入れてから55分!)

皮がパリパリです!

じゃあ取り出して冷まそう、

と思いましたが、

取り出せません!

底が完全にくっついてしまっていて、木のヘラでゴリゴリやっても全くダメです!

YouTube動画では鍋に油をしいたりしていなかったけど、やっぱりあの真っ黒のダッチオーブンという鍋でないとダメなのか?

ということでですね、

このように見た目は美しいパリパリのパンが、普通の小麦粉でちゃんと焼けたんですがね、どうやったって取り出せないんですから、このまま鍋からちぎって食べようかと思っています。使う道具が違うと上手くいかない場合もあるんですね。

それにしても長かった…



私も作ってみようとお思いでしたら、塩を減らした方が良いかもしれません。小さじ2も入れると塩味がかなり強いです。

それと、鍋の底にベーキングペーパーを敷いておくことを、強くオススメいたします。


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