2016年8月18日

夫の悪癖に救われた

うちの夫はポケットに小銭をためます。

この習慣はうちの夫に限ったことではないらしく、私が知るオーストラリア人男性たちはみんな買い物の際に出る小銭をポケットにためるらしい。

ちなみに、私の知る日本人男性たちは財布の小銭入れにちゃんと入れています。

こうしてポケットにたまった小銭は、帰宅後に財布やハンカチとともにポケットから取り出され、テーブルの上なりカウンターの上なりに置かれるのはいいけど、大抵そのまま置きっぱなしになるのよ。

こうして家のあちこちで小銭を目にすることになるのです。

これを一々片付けるのは面倒だし、私の財布に入れようにも量が量だし…。

そこでですね、我が家では十年以上前からキッチンに大きなガラス容器を置いておりまして、置きっぱなしになっている小銭はそれに入れるようにしているんです。

洗濯物に混じっていた小銭や落とし物の持ち主不明小銭も、そのガラス容器に入れます。お小遣いをもらえないうちの子供達は、お金が必要になった時にはその容器からイエローコイン(1ドルあるいは2ドルのコイン)を取り出していたものです。

我が家族は、諸事情により生活に困窮することが何度かありましたが、このガラス容器に入ったコインに救われたことが度々ありました。

「次の給料日まで食品の買い物はもうできません!」状態だった私ですけど、食品は何とかなっても薬は必要です。私はいまだに抗うつ薬を服用しているのです。こういう時に限って薬が無くなってしまった。

しようがない、クレジットカードで買うか…と考えていた時に目に入ったのがコインの容器。半分ほどしかたまっていないけど、よく見ると結構な数のイエローコインが入っておりますし、金額的にはかなり行けるかもよ!

ということでですね、銀行に行きました。

ATMの横に、コインをドサッと投入して希望のカード(口座)に入金できる便利な機械がありました。ガラス容器に入っていたコインはかつてのように予め選別しておく必要もなく、ドサッと入れてあとは待つだけ。そして、なんと驚くべき金額が表示された!

90ドル!

貴方、90ドルもあったら給料日まで余裕で食べていけますよ!我が家のパントリーには、まだまだ豆がいっぱいあるんだし。これで安心して薬も買えました。夫の悪癖にバンザイ!

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