2016年8月21日

近代五種競技とは

スポーツ好きのオーストラリア人も、このスポーツのことを知っていた人はほとんどいなかったでありましょう。

長年にわたりオリンピックTV観戦を楽しんできたこの私も、この競技名はもちろん聞いたことはあったけど具体的にどのような競技なのか知らなかったです。

近代五種競技(Modern Pentathlon)

オーストラリアの選手が金メダルを獲得したのがきっかけで突然知名度がアップ!こんな面白い競技があったのかと、一部で話題になっています。

なんでも、近代オリンピックの創始者として有名なクーベルタン男爵の考案・提唱によって始められたんだそうですね。Wikipedia によりますと、古代ギリシアで行われていた古代五種(レスリング・円盤投・やり投・走幅跳・短距離走)になぞらえて、射撃・フェンシング・水泳・馬術・ランニングの5競技をおこなう「近代五種」という競技が作られたんだそうです。

競技方法は、まずフェンシング、水泳(200メートル自由形)、次に馬術(障害飛越競技)で得点を稼ぎ、最後にランニング&射撃のコンバインドをおこなう。フェンシング・水泳・馬術で勝ち取った合計点の得点差(1秒4点)でスタートし、射撃と800メートルのランニングを交互に4回行ってゴールした順番が最終順位となるということです。

一人で複数の陸上競技をおこなう十種競技とか七種競技は比較的知られていますが、この「近代五種競技」というのは、スポーツの分野が全く異なる射撃・フェンシング・水泳・馬術・ランニングの5つをおこなうんですから、一体どのようにトレーニングするんでしょうか?

金メダルを獲得した女子選手は、お父さんがコーチでお兄さんも「近代五種競技」の選手で、トレーニング環境のために一家でハンガリーに引っ越していたとか。トレーニング場所の確保だけでも大変で、費用もかかるのだそうです。

それ故に競技人口も少なくて、知名度もひときわ低かったわけですが、この度一気に知名度は上がりました。しかし、「私もやってみたい!」と思った子供たちがいたとしても、果たしてこの競技に挑戦できる環境があるのかどうか。5つのうちの一つ一つのトレーニング場所はあるのでしょうけどね、5つ全てのトレーニングとなると難しいのでしょうね。

リオ・オリンピックも明日で終わりです。今晩の男子マラソンは、頑張って見るぞ!

と思っていたのに、マラソン開始はメルボルン時間10時30分。もうその頃には眠気に襲われてマラソンレース観戦など到底無理な感じ。

ですからマラソンはあきらめて、代わりに夜中に起きて男子バスケットボールの3位決定戦オーストラリア対スペインを見ることにしました。

目が覚めた時には試合は大方終わっていたんですが、緊迫した接戦。ハラハラ・ドキドキは苦手なのよ。

まあとにかく結果はご存知のように1点差での敗北。

ハートブレークでなかなか再び眠ることが難しかったわ…。

ああいう幕切れは辛いな。サッカーのPKも大っ嫌い。あれは辛すぎる。

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