またまた病気話でごめんなさい。
うちの夫は、今思い返せば、仕事を辞めるだいぶ前から元気がなかったんです。すでに「うつ期」に入っていたのだけど急には辞められないので、労働契約通り辞めたい意志を伝えてから4週間は頑張って、やっとクリスマスイブの日に辞めたということらしいのです。
だから、仕事を辞めた後はしばらくの間は本当に何もしなかったですよ。TV視聴と寝るだけの日々でした。あの頃は私も彼のコンディションをよく分かっていなかったから、イライラをつのらせて家の中の空気は険悪だったなあ。可哀想なことをしてしまった。だってねえ、知らなかったら「非定型うつ病」は「怠け病」に見えるのです。
その後、さらに4ヶ月が過ぎようとしていますが、今回の「うつ期」はずいぶん長引いています。私が思うに、長引いている原因は将来目が見えなくなるということが分かったせいもあると思うんです。
リーディンググラス(別名:老眼鏡)が壊れてしまってですね、新しい老眼鏡を作ってもらうために目の検査をしたところ、先天性の黄斑変性である「スターガルト病 Stargardt Disease」という病気であることが分かったんです。精密検査をしていただいた医者を通して、今度はメルボルン大学でその病気を研究していらっしゃる方を紹介されてですね、研究に協力するために夫はさらに検査をしてもらったんです。
いつ頃から目が見えなくなるか、どのような障害がどのような進度でどのような程度で進行するか、そうした研究に夫は協力していくことになっています。っていうか、ねえ皆さん、貴方が双極性Ⅱ型障害(躁うつ病)で「うつ」に苦しんでいる時に「貴方はいずれ目が見えなくなります」と宣告されたら、やっぱりさらに落ち込むよねえ。
このブログを以前からお読みくださっている方はご存知でしょうが、夫は便利屋さん「ハンディマン」としてやっていこうかと覚悟を決めかけていたのですけど、ハンディマンとか大工とか庭の木を切り倒す仕事をする上で「目が見えない」は致命的なんですって。そして、実はすでに薄暗い所や夜には目が見えにくくなっているんですって。(おい、もっと早く教えろよ!)
夫の母は、黄斑変性で視界中央には黒っぽい何も見えない部分が広がっていて、ほとんど見えなくなっているのですけど、彼女が夫の歳にはすでに車の運転もできなくなっていました。だからですね、自分も3〜4年のうちには目が見えなくなるんじゃないかと恐れているんです。ハンディマンどころじゃないんだよ。まだ人生先は長いのに、双極性障害に加えて目が見えなくなると、どうやって食べていくか、どんな仕事ができるのか、夫は苦悩している様子です。
私がガンガン稼いで食べさせてやれればいいんだけどねえ。
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