かれこれ4ヶ月になろうかというのに、なかなか「うつ期」から脱出できないらしいうちの夫に、今日のお昼頃にですね「最近はどんな具合なの?」と尋ねたところ怒り爆発となってしまいました。
批判や指摘に対して敏感になり些細な事を否定的にとらえてキレるというのも双極性障害の特徴であると分かっておりますけど、心配している自分を批判されて辛かったです。本当にただ心配で尋ねただけなんですけど、夫には「一体いつまでこんなのが続くんだよ、早く仕事をしろよ」というように聞こえたんでしょうね。
4ヶ月は長いですよ。
夫の様子は一見すると普通でして、コミュニティー奉仕活動、特に最近は地域のコミュニティーマーケットの運営を引き受けたらしくて、その市場調査と運営チームのミーティングに忙しく、電話では元気に話しているし、「うつ期」の人とは思えません。しかし、それ以外の時間は、例の友人老夫婦を訪ねる以外は、ずっとベッドの中です。
はっきり言って、夫の心の中がどういう状況になっているのか、私にはさっぱりわからないのです。尋ねても教えてくれないし。そして、今日のお昼は顔つきが普通じゃなかったので心配でね、つい「最近はどんな具合なの?」と聞いたんですよ。そしたら怒り爆発!
その後、夫は寝室に直行しドアを閉めて寝てしまいました。
私はねえ、ついにこらえきれなくなって泣いてしまいましたよ。泣いたのなんて本当に久しぶりでした。私も抗うつ剤を飲んでいるので、ちょっとやそっとでは泣くほどの感情の動きが起きないんです。たとえ泣きそうになっても「あら不思議」、泣くという行為に至る前にその辛く苦しい感情がかすんで消えてしまうのです。これってねえ、悲しい映画を見ていてもそうなのよ。普通であれば号泣必至という場面で「さあまもなく泣きます」モードに入るじゃないですか。そして堰が切れて涙が溢れ始める。通常ならばそうなるところで、盛り上がってきていた感情がですね「おっとそこまで!」とブレーキがかかって消えちゃうの。
これは結構残念なものがあります。
でも今日は「泣く」という所まで到達することができました。嗚咽まで漏らして、涙も滝のように流れ落ちて、夫に聞かれないように外に出てですね、田舎ですから誰にも聞こえやしませんから、オイオイと声を出して泣きました。
そうしたらね、娘が学校から帰って来る頃には、すっかり元気なお母さん!
久しぶりに涙を流して声まで出して泣いたせいか、もう気分すっきりなんです。
そういえば思い出したけど、何かの本で読んだことがあったわ。感情的な高ぶりで流す涙にはストレス要因となる物質が含まれていて、要するにそのストレス物質を涙として排出しているんだと。さらに、泣いた後には脳内ホルモンの一つで鎮静作用のある「なんとかホルモン」(名前までは覚えていない!)が増加するからすっきり感をもたらすのだと。
涙は感情によって生じた化学物質を体外へと除去することで、精神的外傷の症状を軽減する方法であるというわけです。
わたし、最近自分には笑いが必要だと思いつめ、せっせと落語を聞いては大笑いしたりしていたんですけど、実はストレス解消には笑うよりも泣く方が遥かに効果が大きいそうですよ。
ストレスが溜まっていらっしゃる皆さん、泣くって大事よ。涙をたっぷり流して、オイオイ泣くんです。泣いたあとはすっきり爽やか。おすすめです!
そういえば、私の大切な友人のJ子もいろいろあって辛い日々なんですが、夕方に犬の散歩に出た時に泣いちゃったりするらしい。彼女の場合、泣いた後はすっきり爽やかというわけにはいかないだろうけど、また辛い現実に立ち向かう元気が少し出てくるって。
そんなJ子が散歩の時に撮ったんかなあ、桜の写真を送ってくれました。日本は春なんだよ。メルボルンは秋。日々メランコリックムードが増しておりまして、これも夫には良くないのかもしれません。
ありがとう、J子!
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