2016年4月14日

理解されない非定型うつ病

「うつ病」という名前から通常思い浮かべる症状というのは「メランコリー型うつ病」の症状でして、その場合は沈みっ放しで嬉しいことがあっても気分が改善することはありません。ところが、嬉しいことがあると気分が改善するという特徴をもつ「うつ病」もあるのです。「非定型うつ病」と呼ばれる病気で、世の中の変化にともない増えてきているそうです。

「非定型うつ病」の症状には、メランコリー型の真反対とも言える食欲増進および著しい体重増加と眠り過ぎという特徴もあります。また手足が鉛のように重く感じるとか拒絶過敏性という特徴もあります。

嬉しいことがあると気分が改善するといった特徴は、うちの夫がコミュニティー奉仕活動にのめり込むところにもその特徴を見ることができます。やりがいを感じる仕事や自分が好きなことは問題なくできるんです。それ以外の時間は眠り姫のごとく眠り続けているわけですから、この病気についてしっかりした知識のない人にはただの怠け者に見えるのです。

イライラした家族や周囲の者が、そうした怠け者態度を批判したり不満を述べるとですね、「うつ」がさらに悪化したり、逆に言葉を悪くとらえてキレるという症状も見られます。誰でも人から批判されたり拒絶されたりすると多少なりとも傷つくし落ち込むことがありますけど、「非定型うつ病」の人は傷つき方が激しいの。ちょっとしたひと言で落ち込んで何日も寝込んだりします。

また、逆ギレして攻撃的になる場合もありまして、褒めたつもりで言った言葉や単純に心配して尋ねたひと言を、皮肉を言われたように悪くとらえるんですね。こうした被害妄想的な態度のために、家族や会社の人や友人との人間関係を損ないます。うちの夫は、度々仕事を辞めざるを得ないことになりました。

せめて家族の者は、こうした病気の特徴を理解して接したいところですが、病気のことをよく理解していないとそれは難しいです。理解していても難しいのだから。

昨日は、義母が夫に電話をしてきて、ヴィクトリア州の田舎の方のある町のキャラバンパーク(トレーラーハウス用駐車場&キャンプ場のようなところ)でマネージャーを募集しているから、それに応募して家族で引っ越して行ってそこのトレーラーハウスに住めと言ったそうです。娘のサチは、まだハイスクールがあるので、義母の家に住みそこから学校に通えと。収入が途絶えた我々家族には(途絶えていないんだけど)良いアイデアだと思った義母は、そんなことを言われてますます息子が将来を悲観して落ち込んでしまうことなど想像もしていません。義母の目には、コミュニティー奉仕活動はできるのに働かない夫は、ただの怠け者。義妹が経済的に助けたりするから、ますます甘ったれてやる気を出さずダラダラ生活していると思っているのです。叱咤激励あるのみ!

夫がこの病気になったのには、複雑な家族の事情があって義母の影響も大きかったのに...。

私ね、その話を聞いた時に猛烈に腹が立って、自分の母親から理解されない夫の気持ちを思うと気の毒で泣けてきて、とても辛かったです。

「夫の病気についての理解がなさ過ぎる。義母さん、もっと勉強しなさい!」と、メールを送りました。波風立たせたくなくて、これまでは口数の少ない義娘だったかもしれませんけど、いつまでも黙って見ていられません。メールには、実はもっと色々書きました。いいかげん子離れしてくれとも書きました。誰かが言わないと彼女は変わらないと思うし。

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