2016年4月27日

日本の家族

ダークサイドに落ちた私は、昨晩日本の母親からの電話をきっかけに、ライトサイド(正しい側)に戻りましたよ。些細な用事だったのですが、ついでにうちの夫の話になり「まだ働いていないの?そりゃ困ったもんだね」的な発言を聞いて、夫の病気のことを正しく知らせておくべきだと思ったんです。

日本の両親は、というか私の父親は、差別的な言葉を躊躇せず口にする人で、他人を馬鹿にすること、罵り暴言を吐くこと日常茶飯事で、精神的な病気に対しての理解などありませんので、初めてうちの夫を紹介した時にも大変気を使ったものでした。何しろ、当時の夫はパニック障害で苦しんでおりましたので。(ああ、思い出すだけでも具合が悪くなりそう。)

電話では詳細を話しづらいので、メールに書いて母親の携帯電話に送ったのですが、そのメールを書きながら再び冷静になって夫の病気について考えてみると、彼の病気を自分の不運のように考えていた自分にがっかりしちゃいました。どうしちゃったの私!

その後、母から返事は来ていません。

このブログはですね、元々、遠く離れて暮らす親や妹達に私達家族また私自身の近況を知ってもらうために、そしてブログ上でお互いの近況を知らせ合えるということを期待して始めたのですが、全く期待は裏切られています。

最初は Facebook で連絡を取り合ったり写真やビデオを見せ合ったりしたかったんですが、インターネット環境を持っている妹からは「Facebook なんてやっていませんから!」という冷たい返事。お姉ちゃんのために Facebook を始めようとは言ってくれないわけです。また、もう一人の妹はインターネットに必要性を感じないとか。両親はインターネットなんてお金の無駄と思っている様子。

要するに、私の親妹達は、海外に住む私と連絡を取り合いたいという気持ちはないようです。妹達からは電話ももらったことがありません。最近はですね、年に一回、お正月に皆が実家に集まった時にちょっと言葉をかわす程度です。とても残念で寂しいですよ。

うちの夫が、海外に暮らす妹弟と iPhone のフェースタイムで顔を見ながら(時には家の中や旅行先の様子を見せながら)おしゃべりしているのを見るにつけ羨ましく思います。オーストラリア国内にいる友人親戚とも、メールと Facebook で頻繁に連絡を取り合っていますから、遠く離れていても離れている気がしないですよねえ。

日本が遅れているわけではないでしょうから、私が見捨てられているのかもしれないなとは思っています。妹達は「年老いた両親を見捨てて海外に逃げた姉」「この10年一度も帰っても来ない」と不満に思っている様子がありますし。「帰ってきたら?」と事あるごとに言われるんだけど、海外旅行をするようなゆとりなんてないんです。今は、夫の病気が治ることが第一。それまで何とかやっていくために、私はとにかく生活費を稼ぐことが第一。

さあ、仕事仕事。

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