2016年4月26日

ダークサイドに落ちる

「ダークサイドテスト」なるものをいつだったかやってみたら、私は「ダークサイドがあまりダークじゃないタイプ」と出た。私の性格は素直で分かりやすく、正直であるがゆえに思った事をそのまま口にしてしまう為に他人の気分をそこねてしまうことがあるくらいだって。

まあ当たっていると思うな。裏表のない人間なんです、私。思っていることが顔に出るからね、隠し事ができないのよ。嫌いな人に対する嫌いだという気持ちを隠すのにもストレスが溜まるから、嫌いな人とはお付き合いしないようにしていますしね。

私は、他人のせいで負ける団体競技が嫌い。他人の意見を聞いたりして時間が無駄になるグループ活動が嫌い。他人のぺースに合わせなくてはならない団体行動が嫌い。基本的に Loner なんです。一人でいるのが好きだし、何事も一人でやるのが好きだし、一匹オオカミ型なんです。

こういう人間が、縁あって赤の他人である男と20年以上も一緒に暮らしているわけですよ。そして、その男というのが「実に善良な性格」で「非常に正直者」で「他人を助けるのを愛する人」で「高い知能を有し」かつ「知識が豊富」で「私と同じ価値観を持つ人」であるのは良かったんだけど、病気なんだよ。

その病気のせいで定期的に収入が完全に途絶えるものだから、経済的に大変苦しい生活が断続的に続いてきているわけです。経済的に苦しいのと病気のせいで、普通の夫婦なら一緒に楽しめるはずのいろいろなことができないの。旅行にいくとか、レストランで食事をするとか、コンサートにいくとか。私はそういうのがしたかったんだよ。

「何でこんな人を人生の伴侶に選んじゃったんだろう?」って昨日からずっと後悔している自分は、ダークサイドに落ちています。彼の良いところなど全く見えなくなっていて、悪いところばっかり見える。よく考えると、それらの悪い所はほとんど病気のせいなんだけど。

夫が仕事を辞めてしまってから5ヶ月目に突入しました。コミュニティー奉仕活動も一段落したのか、最近は精神科医に勧められた本を読んでいるかTV視聴だけの毎日です。昼間に寝るのは我慢しているようです。心の中で「早く元気になれよ!」と声にできない言葉を吐きつづける私です。

(そして残念なことに、ダークサイドに落ちた私が思っていることは、顔に出て、声に出て、言葉にも出て、態度にも出て、家族にはすっかり丸見えになっているものと思われます。家の中の雰囲気が暗いです。)

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