2016年1月3日

肉とチョコレートムース

昨日のおもてなしは大成功でした。でもね、もう少しで肉とチョコレートムースだけのおもてなしになるところだったんですよ。ポテトサラダとグリーンサラダを作っておいて本当に良かったです。

夫はすっかり準備OKなのだと私は信じ込んでいたし、夫もそう思っていたのでしょうが、夫の叔父さんと奥さんがいらっしゃっても、まず前菜というかおつまみというか、そういうものの準備ができていませんでした。

いきなりキッチンにつっ立って話し始めている夫に、「お客様に座っていただくようにおすすめしなさいよ!」と言うところからスタート。

お客様が腰を下ろすと、おつまみにチーズやディップと一緒に出す予定のクラッカーを箱ごと持ってきてテーブルに出す夫。

おいおい、クラッカーはチーズやディップをのせたボードに添えて出すのだよ!箱ごと出すとは何事か!

結局、おつまみを用意したり、グラスを出したり、ワインをおすすめしたり、そういうことは、私とサチがしたのでした。そして、残念なことに夫の叔父さんは、4時半頃から仕事があるということで夫が準備した18本のビールには手も触れず、ティーをご所望されたのでした。

さて、しばらくしてBBQで肉を焼き始めた夫ですが、夫の段取りの悪さを心配した私が様子を見に行くと、なんと肉しか焼いていない!肉の隣で焼くはずの野菜(玉ねぎやズッキーニやマッシュルーム)はどうなっているのか?

夫は準備していなかったのです…。

おいおい、肉だけというわけにはいかないだろう!

大急ぎで野菜を洗い、BBQで焼けるように切ったのは私です。もしも気づかなかったら、肉だけのランチになるところでした。しかし、それらの野菜も全員分はなくてですね、もしもサチが作ったポテトサラダと私が作ったグリーンサラダがなかったら…。(何事も、最悪の筋書きに対応できる備えが肝要です。)

そして、肉を食べた直後にすかさずお出しした、夫の自信作「チョコレートムース」ですが、やけに量が多いなあと思いつつ食べ始めたものの、私はすぐに胸焼け!私だけじゃなかったのよ。皆さん、半分ほど食べたあたりで、食べ進めるのに苦労している様子…。

私「ねえ、このレシピ、何人分だったの?」
夫「10人分!」
私「やっぱり!どうりですごい量だと思ったわ!」

10人分の濃厚チョコレートムースを6つのグラスに入れたとのこと。みんな食べ残しては失礼だとばかり胸焼けと格闘しているのは明らか。「どうぞ、無理しないでください。残してくださって結構ですから」という私の言葉に安堵の表情を浮かべる奥様なのでした。叔父さん方はペロリと完食!チョコレートムースは大好物なんですって。

お客様がお帰りになるとすぐにベッドへ直行して大イビキをかいていた夫。一人でビール3本も飲んだからね、そりゃ怠くもなるでしょうよ。そして夕方、昼寝から起きてきた夫は、娘のサチと私にお辞儀をしながらお礼を述べました。

「今日は、ボクにお客を呼ばせてくれまして、誠にありがとうございました」

嫌味もかなりこもった日本語での挨拶でしたが、やろうと思えば自分だけでもおもてなしできると自信もついたでしょうし、私に相談なく人を呼ぶと苦労をすると分かったことでしょうし、とにかく恐れていたような大悲劇にならなくて、やれやれです。


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