2016年1月25日

大量殺戮で一家全滅

昨日に続き、重いタイトルです。

大量殺戮の犠牲になった命の数は、百や二百ではありません。千か万、いやもっとかもしれません。

始まりは、悪意のない単なる事故でした。手がすべったんです。

かれこれ二年も気になっていた植木鉢でした。一年中まったくお日様が当たらない一角に置かれたままになっていた黒い植木鉢。植えられていたと思われる植物はすっかり枯れて朽ち果てている様子でしたし、この二年の間に周囲の多肉系の植物が茂りまくって埋もれかけていました。

二年間も気になりつつ放置していたのは、その周囲の植物を踏まずには手が届かないから。

「しかし、いくらなんでも目障りだ!」

やはり植物を踏んでしまいましたけど、手を精一杯伸ばして何とかその植木鉢をつかみました。

そうしたらですね、その植木鉢からアリがウジャウジャ出てきたもので、慌てた拍子にその黒い植木鉢をテラコッタタイルの上に落としてしまったんです。植木鉢は割れました。

植木鉢の中には、プラスチックの小さな植木鉢が5個も入っておりまして、これがアリ家族の5階建ての家になっていたようです。

事故発生からすでに2〜3分経過した状態がこれ。卵や幼虫を抱えた働きアリたちがパニック状態で逃げ惑っております。


焦げ付く熱さのタイルの上で、絶命してゆくアリたちと子供たち(卵と幼虫)。



事故現場の周囲約1平方メートルを覆い尽くす、黒と白の屍の山。幼い命も無残に干上がり、一家は全滅か…。


それでも生き残った若干名の勇敢なアリたちは、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、懸命に避難先を探している模様ですが、生き残りのアリたちだけでお家の復興がなるのかどうか。

なお、アリたちや卵&幼虫たちに、より強烈にお日様が当たるよう、事故現場に散らばる植木鉢の角度を調整したのは私です。


続報です。

先ほどですねえ、死体を掃除しようと思いまして事故現場に赴きましたところ、例の死んだと思われた黒い点々も白い点々も見当たらないんです。

若干名の生存者が右往左往していたあたり一面を、軽く数千匹の黒いアリたちがうじゃうじゃと動き回っています。よく見ると「うじゃうじゃ」はテラコッタタイルの向こうの植物が植えてある地面と事故現場の間に発生している様子。

もしや、お家復興計画がすでに進行中?



卵も幼虫も全部消えました!

お帰りの前に1クリック を!



0 件のコメント:

コメントを投稿